【氏名】 佐藤 陽子さん(仮名)
【資格】 保健師、助産師、第一種衛生管理者
【略歴】 病院3年、産業保健(健診機関8年,大手メーカー20年,自治体)
【現職】 産業保健(総務部人事チーム所属)
【環境】 従業員約2,000名、保健師1名体制
担当コメント
産業保健師として活躍されている佐藤さん(仮名)へインタビューをしてきました!
佐藤さんは、大手メーカー等で産業保健師としてキャリアを積み、現在は、保健師1名体制の企業にて、保健師業務の立ち上げ、従業員の健康管理、健康レベルの向上に従事されています。
【質問1】パソナに登録していただいたきっかけを教えてください。
きっかけは3つあります。
1つ目は、正社員で20年近く就業しておりましたが、「働き方をチェンジしたい」という思いがあって「派遣」という働き方を検討していたこと、2つ目は、Webの求人媒体で、派遣の産業保健師の求人が多く掲載されていたこと、3つ目は、前職でパソナから就業されていたスタッフさんに良い印象をもっていて「安心して就職活動をサポートしてもらえそう」と思ったからです。
【質問2】「産業保健師」の仕事内容を教えてください。
現在の職場は、今年度から初めて産業保健師を配置された企業になりますので、業務内容は精査中の部分もありますが健康診断対応、ストレスチェック、過重労働対応、健康相談、休職・復職者対応、衛生委員会、職場巡視対応、救急対応、健康教育、感染症対策など、産業保健業務全般を、総務部人事チームのメンバーと連携して行っていく予定です。
【質問3】1日の業務の流れを教えてください。
9:00に出社をし、まずはメールチェックやスケジュールを確認します。今は業務の立ち上げ期なので、産業保健活動について、過去の取り組みの確認や、健保・グループ会社の取り組みについて情報収集を行い、今の職場で行っていく取り組みの準備を行っています。産業医の職場巡視の準備なども対応しています。原則、定時で退社できる環境です。
今後は、定期的な事業所への巡視、健康教育や健康相談、健康経営優良法人を目指す取り組み等も予定しています。
【質問4】今のお仕事に就いたきっかけを教えてください。
直前の就業先が終了するタイミングを、パソナの方にお伝えしていたところ、ちょうど良いタイミングで今のお仕事をご案内いただきました。また、もともとの求人は「週4日/1日5時間」の勤務条件でしたが、自分が希望する「週5日/1日7時間」の勤務条件に、パソナから企業に相談してもらえたことも決め手になりました。
業務内容では、経験が活かせる企業での産業保健に携われること、前職で産業保健業務の体制変更に関わった経験を活かして、初めて産業保健師を配置される企業で立ち上げ業務にチャレンジできることです。
【質問5】転職後の満足度はいかがですか。
産業保健活動を実施した結果、社員の方の行動変容につながったときはやりがいを感じています。例えば、健康に関するウェビナーを実施したところ、特に高ストレス者の群で、有意に行動変容が見られたことがあり、実施して良かった、と思いました。
また、個人の健康だけではなく、企業の成長に寄与できるところも大きな魅力です。成果を出すには時間がかかるので、継続して取り組むことが大切ですが、医療職はもちろんのこと、多職種で協力しチームで課題を解決していくことも、産業保健師のやりがいだと思っています。
【質問6】これまでのどんな経験が、いまのお仕事に活かせていますか?
大手メーカー時代は、社内の様々な部署との連携を多く経験しました。その経験は、保健師1人体制の今の職場でも、様々な立場の方と上手くコミュニケーションを図ることに活かせています。
産業保健活動を具体的に形にするために、地道な事務作業も多く経験してきましたが、今の職場でも活かすことができると思っています。また、産業保健業務全般の経験より、物事を俯瞰的に捉えるように心がけています。
【質問7】どんな方にオススメなお仕事ですか?
個人の健康だけでなく、組織や集団の健康レベルの向上に貢献したいと思っている方。
専門知識を活かすとともに、課題を見つけることができ、その課題をどうやって解決したらよいか主体的に取り組める、かつ、それが楽しいと思える方にお勧めです。興味がある方は、ぜひチャレンジしていただきたいと思っています!