【例文つき】この人と働きたい！と思わせる「看護師の志望動機」書き方のヒント

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面接や履歴書を通じて、必ずと言っていいほど聞かれる「志望動機」。なんとなくイメージしているものはあるけれど、実際にどう表現すればいいか分からないという方は多いですよね。むしろ「ニガテ…」という方も少なくないのでは。

ですが、発想を転換すれば、応募先に自身の熱意を理解してもらうための絶好のチャンス！本来、志望動機を通じて見られているのは、“採用側があなたを採用するメリット”。ポイントをしっかり理解し、「あなたを採用したい！」と感じてもらえるような、看護師の志望動機の考え方や伝え方のヒントを集めました。

医療系の採用担当者が志望動機から知りたいことって何？

応募先の採用担当者がまず知りたいことは、「なぜ自院で働きたいのか？」「この人は、自院の特徴や理念にマッチしているのか？」ということ。たとえあなたが看護師としての豊富な経験を持っていたとしても、あなたと応募先の看護観がマッチしていなければ、印象を損ねるかもしれません。

例えば、総合病院であれば「自院や地域に、どう貢献してくれるのか」、クリニックであれば「一人ひとりの患者へしっかり寄り添ってくれるか」などの看護感も、応募先が知りたいポイントのひとつ。今までの経験をベースに、具体的にこの役割が担えるというあなたの強みをアピールするのも良いでしょう。

当然、「必要としているスキルが十分に備わっているか」「習得意欲を持っているのか」ということも重要です。中途採用の場合、求められるのはやはり即戦力。今までの看護師経験やスキルはもちろん、新たに習得し続けていきたいという積極性は、応募先にもしっかり伝えたいポイントです。

また、「提示する勤務時間で働くことができるのか？」という点も伝えましょう。印象を悪くしないように、反射的に“できます”と言ってしまっては、後々応募先に迷惑をかけることにもなりかねません。よく勤務条件を熟読し、勤務日数や曜日、時間、1ケ月あたりの夜勤の回数などを把握する必要があります。

【STEP１】応募先の医療機関の特徴をしっかり下調べしよう！

応募先があなたの何を知りたいかを把握できたら、次にやるべきことは、応募先の医療機関の特徴をしっかりと下調べすること。それは大きく分けると、「医療環境、力を入れている分野」や「病床数・患者数・手術件数」、そして「看護感が一致しているか」「働きやすさ」「給与」などです。

こうした内容について、求人情報を一読しただけでは分からないことが多いので、応募先のWebサイトを調べましょう。経営理念を熟読したり、看護師が書いているコラムを参考にしたりして、医療機関やそこで働く看護師の情報をできる限りたくさん集めることをオススメします。採用が決まってから、「こんなはずではなかったのに」といった事態にならぬよう、何ごともよく相手を知ることは大事です。

とはいえ、希望をすべて満たす職場を自力で探すのはなかなか困難なこと。多くの条件の中から“これだけは譲れない”というものを自分なりに明確にしてから、絞り込んでいくと良いでしょう。

【STEP 2】求められている看護師像をリサーチ

応募先が求めている具体的な看護師像は、インターネットや雑誌などの求人要項に明記されているケースが多いですので、よく読んで採用側とあなたの看護観が合致しているかどうかをイメージしておきましょう。

例えば、求人サイトに、「チームワークを大切にする職場」と記載があれば、コミュニケーション能力が求められている、「経験を活かして活躍してくれる方募集」とあれば、意欲的に働いてくれる人財を求めている、などと解釈することも可能です。

また、日数・時間帯・曜日などの「勤務条件」や、勤務に必要な「資格・スキル」、看護師としての「経験年数」など、あなたの希望に沿っているかも見極めておきましょう。

応募先で自分がどんな看護師になりたいのか“言語化”しよう

十分にリサーチが進んだら、いよいよ「なぜ志望するのか」を具体的に言語化して、志望動機に反映させていきましょう。

＜志望動機の例文＞

・今の職場よりさらに専門性を磨いていきたい（応募先の特徴）
・もっと患者さん一人ひとりに寄り添いたい（応募先の特徴）
・規模の大きな病院で、多くの経験を積みたい（求められている看護師像）
・○○の経験を活かして患者さんに喜んでもらいたい（求められている看護師像）
・アットホームな環境で働きたい（求められている看護師像）

などを、あなた自身の言葉を使って表現してください。「貴院の診療理念に共感したため」など、どこかで聞いたようなフレーズを丸暗記して伝えるのは、なるべく避けるのがベター。さらに、「貴院で○○について勉強させていただきたい」などと伝えると、即戦力を求めている採用担当者には受け身なタイプだと捉えられ、評価が下がるかもしれないのでご注意を。