友達と交換する「友チョコ」、自分においしいご褒美を贈る「マイチョコ」なども増えている最近のバレンタイン。そんなバレンタインのチョコレートには、ドキドキを高める効果があることをご存じですか? これを活用しない手はないかも!? 今回は、そんなチョコレートの魅力に迫ります!
■バレンタインにチョコレートを渡すのはナゼ?
バレンタインデーにチョコレートを贈るようになったのは、1868年のイギリスから。キャドバリー社が発売したチョコレートボックス、ハート型キャンディボックスが人気で、恋のシーズンにもぴったりと人気を集めました。イギリスでは、女性からだけでなく、男性から女性へも贈り物をする恋人の日。チョコレート以外にも、花やシャンパン、カードを贈ることもあるそうです。
日本では、ある洋菓子店が1936年に「バレンタインチョコ」の広告を出したのがきっかけです。チョコレートが人気のお菓子になっていくことに比例して、バレンタインチョコを贈ることも定着していきました。
■チョコレートにドキドキ効果あり?
そんなバレンタインデーに贈るチョコレートですが、甘くて幸せな気分にさせてくれるだけではなく、ドキドキさせる効果もあるそうです。
カカオに含まれる「フェニルエチルアミン」という成分は、ラブ・ケミカルの別名をもち、脳内のドーパミン(興奮物質)の生成を補助するともいわれています。そのため、恋愛で感じるドキドキをアップさせてくれる効果が期待できるのです。
ドーパミンは、やる気や集中力を高め、ホルモンの分泌をコントロールしてくれます。つまり、告白するときに緊張したり、好きな人の前で顔が赤くなってドキドキ興奮したりしているときは、ドーパミンがたくさん出ているというわけ。たかがチョコレートと思わず、あなたも活用してみてはいかがでしょう?
■カカオ豆は、リラックス効果も期待◎
カカオ豆には、テオブロミンや、よく耳にするポリフェノールといった成分も含まれており、リラックス効果やストレス解消といった効果も期待できます。
癒しや幸福感は、セロトニンという脳内物質のおかげ。チョコレートに含まれるテオブロミンは、セロトニンの働きを助けるので、持続的なリラックス効果をもたらしてくれるのです。
一方のポリフェノールも、緊張を和らげ、リラックス(副交感神経)を促すのに効果的。チョコレートの1日の摂取目安は3枚から5枚程度と言われているので、1日のなかでちょっとリラックスしたい時、チョコレートを3枚程度摂取して、その癒し効果を狙ってみてもいいかもしれませんね。
■チョコレート×恋人
バレンタインデーにチョコレートを贈るようになった背景には、ちょっとした逸話や宣伝効果があるものの、「チョコレート×恋人」には、うれしい相乗効果が期待できます。みなさんも今年は、気になる異性にチョコレートを贈ってみてはいかがでしょう?
この記事の監修者:【管理栄養士】野田 あかね