激務をこなす看護師のみなさんは、日々のお疲れをどこで癒していますか? 患者さんのケアに関してはプロでも、自分のケアができていないという方は意外と多いもの。そこで今回は、いま話題のアニマルセラピーについてご紹介しましょう! 心もカラダもお疲れ気味……という方は、アニマルセラピーを取り入れてみませんか?
■アニマルセラピーって?
アニマルセラピーとは、名前のとおり、動物のパワーで心やカラダを癒す療法のこと。みなさんも一度は、動物と触れ合うことで、癒された経験があるのではないでしょうか? 海外では、この動物が持つパワーを利用して、患者さんの精神や身体的の回復を図るなど、医療目的でアニマルセラピーを取り入れているところも多いようです。まだ日本では認知度の低いアニマルセラピーですが、最近では、精神の安定を目的としたメンタルケアとしても、注目が高まってきています。
■犬や猫がもつ癒しの力
犬派か猫派かと言われるくらい、犬や猫が好きな方は多いですよね。テレビをつけても、コマーシャルで犬や猫を見ない日はない、と言っても過言ではないのではないでしょうか? 容姿がかわいいことで人気を集めていると思われがちですが、ただ、かわいいだけではありません。実は、犬や猫には人の気持ちを察し、その人を癒す力があるというのです。とくに、犬はこの傾向が強いため、癒し効果が期待できるでしょう。また、猫と触れ合うことでも、ストレス物質「コレチゾール」を抑制させるという研究データがあります。犬や猫を飼っていない方は、猫カフェやペットショップに行くというのもひとつの手ですので、まずは、触れ合う機会を増やしてみましょう!
■犬や猫だけじゃない(ホースセラピー、イルカセラピー)
アニマルセラピーには、犬や猫だけでなく、馬(ホースセラピー)やイルカ(イルカセラピー)なども当てはまります。とくに馬は、アニマルセラピーのなかでも歴史が古く、古代ローマ時代の負傷した兵士のリハビリにもよいとされていたそう! 現代では、馬と触れ合う機会があまりありませんが、乗馬や競馬場などに行って、癒されに行くというのもいいかもしれませんね。イルカについては、人がイルカと一緒に泳ぐと、自閉症やうつ病など精神疾患にも変化があるとも言われています。人なつっこい性格なので、泳ぎが得意な方はドルフィンスイムに挑戦してみるのもいいかもしれません。ほかにも、水族館でイルカに触れたり、海でイルカウォッチングしたりするのも◎。つぶらな瞳と丸っこい体に、きっとあなたも癒されるはずですよ!
ペットを飼っていない方でも、外に出れば動物と触れ合うことができます。今回ご紹介した例だけでなくどんな動物でも効果が期待できるため、アニマルセラピーに興味がある方は、動物園に出掛けてみるというのもいいかもしれませんね! 自分でどうにもならない疲れやストレスを、動物が持つ力で癒してみませんか?