夜勤明けに、気づけば足がパンパン! 立ち仕事の看護師であれば、悩んでいる方も多いのではないでしょうか? 足がだるくて、重くなるうえ、太って見える足のむくみ。夜勤明けは、とくに気になるものです。 そこで今回は、忙しい看護師のみなさんでも簡単にできる「足のむくみ解消法」をご紹介。賢い対策で、素敵なナースライフを送りましょう。
■看護師の足が、夜勤明けにむくむのはなぜ?
まずは、足のむくみの原因を簡単におさらいしてみましょう。足がむくむ主な原因は3つ。運動不足、冷え、生活習慣の乱れがあげられます。とくに夜勤明けなどは、長時間同じ姿勢でいることやストレスで、血液やリンパ液の流れが滞り、体内の水分や老廃物が下半身にたまりやすい状態に……。また、冷えによる血行不良も、下半身に水分がたまる原因です。むくみは、さらに冷えを悪化させるという悪循環を引き起こしますので、冷えやすい方はより注意が必要です。
■看護師用むくみ対策1:夜勤中でもできる、つま先立ちや軽い屈伸運動
まず、むくみ対策におすすめしたいのが、夜勤中でもできる軽い運動です。リンパ液は、筋肉の動きで流れ、リンパ節でろ過されて全身を巡りますが、動きがないとそのまま滞ってしまいます。したがって足のむくみには、足、とくにふくらはぎの筋肉を動かすことが大切。たとえば、つま先立ちやつま先の上げ下げ。ちょっと歩くときに、つま先だけで歩いたり、座っている時間にかかとの上げ下げをしたりしてみましょう。3〜5秒上げた状態をキープ、の繰り返しを10回ほど気がついたときにやってみれば、むくみにくくなっていくはず! また、休憩時間の軽い屈伸運動もおすすめです。膝の曲げ伸ばしは、ふくらはぎの筋肉を刺激しつつ、血流改善にも役立ちます。
■看護師用むくみ対策2:ツボ押し
続いてのむくみ対策は、ツボ押しです。たとえば、足の裏。中央から少し上にある湧泉(ゆうせん)というツボは、むくみ、足の疲れ、冷えなどに効果的です。また、足の裏のど真ん中にある足心(そくしん)を刺激すれば、腎臓の働きをよくして、水分代謝を促してくれます。まずは、足裏を触ることから始めてみませんか? ツボ押しのコツは、強すぎず、気持ちよいくらいの痛みを感じる程度の強さで行うこと。ツボ押し棒や指などを使い、3秒ほど押して、3秒ほど離す。これを10~15回繰り返してください。短時間でもできるので夜勤明けでも簡単にできるはず。忙しい看護師のみなさんにもピッタリです。
■看護師用むくみ対策3:マッサージ
むくみ対策には、足のマッサージもおすすめです。入浴中や入浴後、体が温まり、血行がよくなったのを見計らって、マッサージをしてみましょう。むくみ解消マッサージは、太ももから始めてふくらはぎ、足首、足の甲へと行いますが、各部位では、下から上へと手を動かすのが基本です。太もものマッサージは、膝から鼠蹊部へ、ふくらはぎは、足首から膝への要領で。下の方に溜ったリンパや血液を、下から上へと流すイメージです。力を入れて揉むといより、ちょっと強めになでるくらいのイメージが◎。夜勤明けや、毎日の入浴時、寝る前などに、継続して行ってみましょう。
女性にとってむくみは大敵。慢性化しやすいので、ぜひ日々のお手入れで、改善していきましょう。ご紹介したツボ押しやマッサージは、足の疲れを取るのにも役立ちます。夜勤明けはとくに丁寧におこなって、看護師として頑張った自分を、労わってあげましょう!