夏バテが続いて、なんとなく調子がでない……。そんな時でも忙しい看護師のみなさんは、患者さんの前では気丈に振る舞わなければいけませんよね。
そこで今回は、夏バテはもちろん、美容にも健康にも良い“セロリの魅力”を紹介しますので、みなさんも取り入れてみてはいかがでしょうか?
■セロリで夏バテ予防
セロリは独特な香りや味があり、好き嫌いが分かれやすい野菜ですよね。しかし、あの独特な香りと味にこそ、夏バテ予防の効果があるのです。
香りの主成分であるフタライドに含まれるアピイン(アピジェニン)は、貧血やむくみを解消する“当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)”という漢方薬にも使われています。リラックス効果が期待できる上に、夏バテによる食欲不振や不眠にも一役買ってくれますよ。
■セロリでアンチエイジング
切ったリンゴをそのまま置いておくと酸化し、切り口が茶色くなりますよね。私たちの体も、酸素によって徐々に酸化しています。体内が酸化すると老化が早まり、美容にも健康にも悪影響を与えます。
セロリの香りに含まれる“クマリン”という成分は、老化の原因となる活性酸素を除去してくれるポリフェノールです。活性酸素の働きを抑えることでシミやシワ、たるみを防ぎ、若々しい肌を保ってくれます。抗酸化作用のあるセロリを食べて、アンチエイジングを始めませんか?
■美肌効果もあるセロリ
セロリは肌の新陳代謝を促す“ベータカロチン”やシミの予防をする“ビタミンC”を含むため、美しい肌づくりには欠かせない食材です。
セロリの茎だけを食べる方が多いと思いますが、葉には茎の12倍ものベータカロチンが含まれます。また、食物繊維を豊富に含んでいるため、便秘によって肌の調子が崩れている方にもおすすめです。生で食べるとセロリの苦みが気になるという方は、炒めたり、スープにしたりすると食べやすくなりますよ。
■カリウム補給にも
セロリは、カルシウムやナトリウムなどのミネラル分も多く含む野菜です。カリウムの含有量は、100gあたり410mg。これは1日に必要なカリウムの約4分の1となります。カリウムは体内の水分調節を行う役目があるため、むくみの解消にも効果的です。全身の倦怠感、この時期の夏バテなどもカリウム不足が原因のひとつ。セロリを積極的に食べることで、夏を元気に乗り越えたいものですね。
夏バテだけでなく美容にも役立つセロリはこの時期の必須食材と言っても過言ではありません。残暑を乗り切るためにも、セロリを取り入れてはいかがでしょうか? サラダだけでなく、加熱してもおいしくいただけます。ぜひ、いろいろなレシピに挑戦してみてくださいね!