涙活という言葉があるように、泣くことはストレス発散法の1つと言われています。普段キリッと働く看護師さんや保健師さんなどの医療業界人へ。より効果的にストレスを発散する泣き方、泣ける映画や泣ける本をご紹介します!
■泣くとストレスが発散できる理由
泣いた後には、強い鎮静作用がある「エンドルフィン」という脳内ホルモンが分泌されます。このため、泣くことはストレス解消とすっきり感をもたらすのです。笑うことよりも泣くことのほうがストレス発散には効果的だそうです!
■効果的にストレス発散できる泣き方
ストレス発散に効果的なのは、周りを気にせず思いっきり泣くこと。誰にも邪魔されないような、一人きりになれる場所を選ぶこと。また、泣いてメイクが落ちてしまうのも気になります。泣くと決めたらメイクは落とし、涙の塩分で肌が荒れないようにタオルを用意しておくのがおすすめです。
■泣ける!おすすめ映画
●ライフ・イズ・ビューティフル
強制収容所に収監されたある一家の物語。 “イタリアのチャップリン”と称される、ロベルト・ベニーニが主演・監督を務めています。悲しみの中にいても、決してユーモアを忘れずに妻と息子を大きな愛情で包む姿に大号泣。
●きみに読む物語
身分違いの純愛を貫く、若き恋人同士の情熱的な愛が描かれた作品です。二人の深い愛情が伝わってきて、最初から最後まで泣き所が満載。
●ショーシャンクの空に
無実の罪で“ショーシャンク刑務所”に投獄された青年の物語。希望を捨てずに周囲にも影響を与えていく青年の姿に感動します。最後のシーンでは観ているほうも清々しい爽快感とともに大号泣!
●シンデレラ
2015年に公開されたディズニーの実写映画です。誰もが昔読んで憧れたであろう童話『シンデレラ』の世界が素敵に描かれています。継母たちに虐められてもひた向きに生きるシンデレラの姿や、王子様と出会うシーンが素晴らしく、大人の女性でも感動できる作品です。
●レ・ミゼラブル
2012年に公開されたミュージカル映画。貧しさからパンを盗み19年という長い間投獄された男ジャン・バルジャンの波乱に満ちた生涯の物語。19世紀の革命後のフランスが舞台となっていて、貧困や格差にあえぐ民衆達の姿も生々しく描かれています。最初から最後まで泣き通しの作品です。
■泣ける!おすすめ小説
●100回泣くこと 中村 航 (著)
映画化もされた10万部突破のロングセラー作品。温かみのある文体で読んでいるだけでも癒しの効果がありそうです。婚約者が重い病気にかかってしまうとう悲劇、大切な人を失う不安や痛みなど様々な感情が詰まっていて、涙なくしては読めない一冊です。
●容疑者Xの献身 東野圭吾
冴えない高校教師が隣の部屋に娘と住む美しい女性に恋をし、彼女たちのために完全犯罪を考えるというストーリー。ミステリー小説でありながら、苦しさ、せつなさで涙を誘います。
●いま、会いにゆきます 市川拓司
映画化もされたファンタジー恋愛作品です。亡くなったはずの妻が再び夫と息子の前に現れるという奇跡。夫婦・親子の絆や愛情に満ちた作品で、優しい感動に包まれておだやかな涙を流せます。
●1リットルの涙 木藤 亜也
難病と闘い続ける15歳少女の日記が元になった小説です。沢尻エリカさん主演のドラマでも有名ですね。悲しい描写もあるものの、周りの人々に支えられながら生きる姿には胸が締め付けられます。自分もしっかりと生きていかなくてはならない、と省みるきっかけを与えてくれる一冊です。
いかがでしたでしょうか?たまには泣ける映画や小説の世界に浸り、思いっきり涙を流してストレス発散をしてみて下さい。きっとスッキリして、明日からの仕事をまた頑張れるはずです!