最近絵を描いたのはいつですか? 学生時代は美術の時間にいくらでも絵を描く機会があったのに……社会人になると、よっぽど絵を描くことが好きでない限り、ほとんど絵を描くことはないですよね。特に忙しい看護師さんなら、改めて絵を描く機会はほとんどないのでは? 絵が苦手な方や、下手だと思っている方にもおすすめの誰にでも楽しく描ける絵手紙でストレス解消をしてみませんか。
■絵手紙とは?
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絵手紙というのは、その名の通り絵という一つの作品ではなく、手紙です。誰かに「絵のある手紙を送ること」です。一般社団法人日本絵手紙協会によると、絵手紙のキャッチフレーズは、「ヘタでいい、ヘタがいい」。下書きをしたり、見本を見て描くものではありません。上手に描こうと思わなくても、身の回りの物を見て普段通りの自分で気軽に描いた絵に味が出るのです。使用する筆記用具に決まりはありませんが、基本的には線書き用(線書き筆)と色つけ用(彩色筆)の二種類の毛筆を使います。絵具は顔彩という日本画用の絵の具を使い、墨の濃淡やにじみなどが美しく出る画仙紙はがきに描きます。文具店やネット通販で絵手紙セットを購入することもできます。
■絵と言葉に癒される
絵手紙には、花や果物、野菜、景色など自然を思わせるものはもちろん、ペットや人間の顔、家にある食器や電化製品、化粧品、家具など、何を描いても良いのです。筆と墨、絵具で描いた絵は、上手、下手は関係なくほっこりと味のある仕上がりになるでしょう。お世話になった方や友人、家族を思い浮かべながら、その絵に一言添えて送ってもいいですし、自分を励ます言葉を添えるのもいいですね。絵を描くこと、言葉を考えて、それを絵に添えること。たったこれだけの単純な作業で気持ちがほぐれ、日々のストレスが解消されていきます。寒い日は、外出せずにこたつで温まりながら絵手紙を描いてみるのはいかがでしょうか?
■はがき以外にも箱やTシャツに!
絵手紙ははがきに描くだけではありません。専用の落ちにくい絵具を使えば木箱やTシャツにだって描くことができます。夏ならうちわ、冬ならカレンダーに描いてオリジナル作品を作ってプレゼントするのも楽しいですね。Tシャツならインナーに着れるタイプだと、抵抗なく着られるので喜ばれます。
もうそろそろ、年賀状の準備をする時期ですね。写真をプリントしたり、業者にデザインを依頼したり、官製はがきを使うのもいいですが、1枚1枚年賀状に絵手紙を描いて送るのはいかがでしょうか。世界でたった1枚しかない絵手紙の年賀状はきっと喜ばれること間違いなし!絵手紙を描くことでストレス解消にもなるので、まさに一石二鳥です!