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夜勤や休日出勤は必須?看護師でも勤務時間を選ぶことはできる?

キャリアナース仕事夜勤看護師

地域を問わず常にお仕事ニーズがあって、比較的求人数の多い看護師。「手に職」を持っているという強みはあるものの、シフト制勤務で休暇が思うように取れない、勤務時間が選べない、夜勤があるなど、大変なお仕事でもあります。今回は、看護師の勤務パターンや、勤務時間の選択肢など「看護師の勤務体系」について解説します。

看護師の勤務時間はどれくらい?

勤務時間は医療機関によって、実にさまざま。参考までにパソナメディカルでご案内しているお仕事を例に挙げると、夜勤のないクリニックの場合は9:00~17:00の勤務や、土日祝休みのお仕事も。夜勤が必要な病棟勤務では、交代制の勤務となるため、変則的な勤務時間になります。

また、近年注目されている「ワーク・ライフ・バランス」は、看護の現場にも広がっており、多様な勤務形態の普及が進んでいます。ここでは、その一部をご紹介します。

・短時間正職員:1日5時間、週5日勤務、1日8時間、週4日勤務など、フルタイムよりも短時間の勤務
・フレックスタイム:1か月の一定期間内における労働時間を定め、その枠内で始業・就業の時刻を労働者が自主的に決められる制度
・働き方が選べる:夜勤の回数や時間帯の選択、日勤のみ、夜勤のみの勤務などを選択できる

看護師の勤務パターンについて

さきほどご説明した通り、24時間365日の看護が必要な病棟勤務では、交代制勤務が採用されています。医療機関によって違いはありますが、一般的なのは「2交代制」と「3交代制」。他のお仕事に比べて特殊な勤務体系となる交代制の勤務時間について、ご説明します。

●2交代制勤務の一例:①と②で交代勤務

①日勤:午前8時始業〜午後5時終業
②夜勤:午後4時始業〜翌日午前8時終業

●3交代制勤務の一例:①と②と③で交代勤務

①日勤:午前8時半始業〜午後5時終業
②準夜勤:午後4時半始業〜翌日午前1時終業
③深夜勤:午前12時半始業〜午前9時終業

関連記事:『看護師の夜勤って大変?知っておきたい「夜勤の基礎知識」

1日の流れをご紹介!

では、より具体的にお仕事をイメージできるように、看護師の1日のスケジュールを見ていきましょう。ここでは、交代制の病院勤務とクリニック勤務の2つの例をご紹介します。

●病院勤務 3交代制の場合

① 日勤
8:00 患者さんの情報収集、夜勤からの引継ぎ・申し受け
9:00 検温やバイタルチェック、ガーゼやチューブの交換、清拭や入浴介助
11:30 患者さんの昼食の準備
12:00 電子カルテ入力
13:00 食後薬の配役
13:30 チームのカンファレンスで情報共有
14:00 検温やバイタルチェック、看護記録の作成
15:30 患者さんの状況をリーダーへ報告
16:00 電子カルテ入力
16:30 夜勤の看護師へ引継ぎ・申し送り
17:00 終業

② 準夜勤
16:30 患者さんの情報収集、日勤からの引継ぎ・申し受け
17:00 点滴チェック・交換、食前薬の配役、血糖チェック
17:30 患者さんの夕食の準備、口腔ケア
18:30 手術後の患者さんのお迎え
19:00 検温やバイタルチェック、食後の配薬
20:00 トイレ介助、おむつ交換、ナースコール対応
20:30 点滴交換、就寝前の配薬
20:45 消灯準備
21:00 消灯・巡視(交代で休憩をとる)
22:30 電子カルテ入力
24:00 点滴交換
24:30 深夜勤の看護師への引継ぎ・申し送り
翌1:00 終業

③ 深夜勤
0:30 患者さんの情報収集、準夜勤の看護師からの引継ぎ・申し受け
1:00/3:00/5:00 巡視(交代で仮眠)
6:30 検温・採血
7:00 患者さんの朝食準備、食前薬の配薬
7:30 食後薬の配薬・口腔ケア
8:00 日勤の看護師に引継ぎ・申し送り
9:00 終業

●クリニック勤務の場合

8:30 診察前準備
9:00 問診やバイタルチェック、採血、治療補助、検査の説明、心電図測定、レントゲンの現像など
12:30 午後の診察に向けての準備、清掃
13:00 休憩
14:00 薬品や物品の補充・発注、洗濯、トイレやフロア清掃、
14:30 午後の診察開始
16:00 患者さんの処置
17:00 後片付けをして終業

勤務時間の選択は可能?

このように、看護師は一般的なお仕事に比べると、少し特殊な勤務体系をとっていると言えます。自分の都合に合わせて勤務時間を選択することは可能なのでしょうか。病院別にみていきましょう。

●総合病院・大学附属病院

病院によっては時短勤務が可能なところもありますが、基本的に交代制であるため「日勤のみ」などの働き方はできないと考えてよいでしょう。経験者か新卒かによっても変わってきますが、24時間体制の救急病院は、必然的に夜勤を行う機会が多くなります。

選択肢としては、2交代制と3交代制、どちらにするかということ。2交代制の夜勤は、1回の勤務時間は長いものの、平日の休みが確保しやすいという特徴があり、プライベートを確保したい方にオススメです。一方、3交代制は1回の勤務時間が短いので、心身ともに負担は軽くなります。

●クリニック

平日の日勤がメインとなるクリニック。残業も少なく夜勤もないことから、子育て中のワーキングマザーにも人気です。しかしながら、限られたスタッフでクリニックを運営するために、平日は休みづらいという側面も。子どもの病気などでたびたび休みを取ることになると、周りのスタッフに迷惑をかけてしまうこともあります。

ただ、パートなどの雇用形態であれば、多少は融通が利くこともありますので、面接時に確認しておきましょう。また、事務スタッフがいない場合は、患者さんのケア以外にも事務・受付や清掃、電話応対などの業務も担当します。

看護師でも夜勤・休日出勤は必須ではありません!

ワーク・ライフ・バランスを実現するためには、勤務時間は大切な条件です。看護師として働く上で“夜勤・休日出勤をなるべく避けたい”と考えている方は、基本的に夜勤がないクリニックなどを選ぶことで、勤務時間を選ぶことが可能です。また、派遣看護師やパートといった雇用形態を選ぶことも選択肢の一つです。医療機関による勤務時間の違いや、メリット・デメリットを把握したうえで、自分に合った働き方を考えてみてくださいね。

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