東京で看護師になりたい！求人数や病院によるお給料の差はどのくらい？

東京で看護師の仕事に就きたい！そう思って検索してみると、あまりにたくさんの求人案件があって目移りしてしまうことがありますよね。一体、どのようなことに着目して仕事を選べばよいのでしょうか？今回は、お仕事選びの「目」を養えるよう、東京の医療機関数や平均年収などをご紹介します。東京で看護師として働く「相場」を知り、お仕事選びに活かしてくださいね。

東京で看護師の求人はどれくらいあるの？

まず知っておきたいのは、東京都内にどれだけ働く場所があるのかということ。平成29年時点での全国の医療機関数は、178,492施設（病院8,412、一般診療所101,471、歯科診療所68,609）。そのうち、東京都内の医療施設総数は24,536施設（病院647、一般診療所13,257、歯科診療所10,632）となっています。つまり、全国における東京都内の医療機関数の割合は約14％ですから、いかに東京都内の医療機関数が多いかが分かりますね。

参考：厚生労働省「平成29年(2017)医療施設（静態・動態）調査・病院報告の概況」

都道府県別の看護師求人数でも、東京は13,177人と断トツです。ただし、求職者数も8,723人いるので、求人倍率（求職者ひとりあたりの求人数）は1.51倍。全国平均の2.36倍よりも低い数字となっています（1位は和歌山県の6.37倍）。つまり、東京は働く場所は多いものの、他県に比べ競争率はやや高い傾向にあると言えます。

参考：eナースセンター　平成29年度ナースセンター登録データに基づく看護職の求職・求人に関する分析報告　「第3章　応募・就職状況表 1-5-1 都道府県別，求職応募率・求職就職率・応募就職率」

東京の看護師の平均年収はどれくらい？

競争率が高いのにも関わらず、なぜ東京で看護師として働きたい人が多いのか。その答えのひとつは、平均年収545.0万円※という給与の高さです。全国平均の472.9万円と比べると、東京は約70万円も高く、いかに給与水準が高いかが明らか。給与アップを狙う方には、転職しがいのある地域といえるのではないでしょうか。
※厚生労働省「平成26年賃金構造基本統計調査の統計データ」より

キャリア・医療機関・ベッド数による月収の違いって？

上記でご紹介した年収は、あくまで東京都内で働く看護師全体の平均値。ここからは、さらにキャリア・医療機関・ベッド数の違いによる収入の差を見ていきましょう。

ここでは、日本看護協会が行った「2017年　病院看護実態調査」のデータをもとにした税込給与総額をご紹介します。この金額は全国平均であるため、東京都内で働いた場合は、以下の金額に約6万円プラスされるとイメージしてくださいね。

▮キャリア別　平均月収

▮勤務先別 平均月収

▮ベッド数別 平均月収

ベッド数が増えるほど、ややお給料も高くなる傾向があります。当然、キャリアを重ねるごとにお給料は上がっていきますが、より収入重視で仕事を探すなら、病院の規模やベッド数を基準に検討するのもよいかもしれません。

参考：日本看護協会「看護職の給与データ（2017年版）」

東京で看護師の仕事を始めたいなら、派遣会社に登録するのもオススメ

今回は、東京都内では働く場所も多い反面、競争率も高いことや、収入アップを実現しやすいことなどをご紹介しました。派遣会社に登録すると、あなたのキャリアや希望する年収・勤務地に合わせた医療機関をご案内することが可能です。さらには、ライフスタイルに合わせた勤務も可能！レギュラーで働いてしっかり稼ぎたい方はもちろん、週2日や短期派遣、他では珍しい企業内派遣もあるなど、ご案内できるお仕事の幅広さも特徴のひとつです。時間を限定して働きたい方や、久々にお仕事復帰したい方へピッタリな案件も紹介可能。結婚や出産など、ライフステージが変化しても看護師を続けたい方は、派遣会社でお仕事探しをしてみてはいかがでしょうか。