看護師をはじめとする看護職は、都市部・地方を問わず安定した求人がある専門職。かつ、結婚・出産など女性のライフステージの変化に柔軟に対応しながら、一生を通して働き続けることができるお仕事です。結婚後はすこしセーブして働きたい方、もしくは子どもの教育資金を得るためにキャリアアップを目指したい方など、看護師として理想のキャリアパスを叶えるにはどうしたらよいのでしょうか。
看護師の雇用形態はさまざま
他のお仕事と同様、看護師の雇用形態にも「正社員、派遣、紹介予定派遣、アルバイト」があります。それぞれの特徴をご紹介します。
・正社員
＜勤務形態＞
常勤、いわゆるフルタイム勤務となり、病院側で毎週決められた時間で働きます。1日8時間前後の週5日勤務が一般的で、医療機関によっては2交代制や3交代制などの夜勤が伴うことも。
＜雇用主＞
病院などと直接雇用契約を結びます。
＜給与＞
月給制が一般的。夜勤手当や役職手当など、各種手当がつきます。
・派遣、紹介予定派遣
＜勤務形態＞
事前に派遣会社へ勤務日数・時間などの希望条件を伝えるため、希望に沿った勤務体制が選べます。日勤のみ、夜勤のみ、時短勤務など、ライフスタイルに合わせた働き方が可能です。
＜雇用主＞
派遣社員は派遣会社と契約を結びます。紹介予定派遣の場合、直接雇用を前提に派遣会社と契約を結んで一定期間（6ヶ月以内）働いた後、就業先とスタッフ双方の合意があれば病院などと直接雇用を結びます。
＜給与＞
時給制が一般的。残業が発生した場合は、派遣会社と交わした契約書の定める規定に従って支払われます。
・アルバイト
＜勤務形態＞
いわゆる非常勤での働き方となり、派遣・紹介予定派遣よりもさらに自由な勤務日数・時間を選べます。正社員看護師のサポート業務をはじめとし、検診の採血アルバイトや夜勤専従アルバイトなど、単発で働くことも可能です。
＜雇用主＞
病院などと直接雇用契約を結びます。
＜給与＞
時給制が一般的です。
勤務時間を減らしたいなら、雇用形態・勤務先・キャリアチェンジの検討を
結婚や出産を機にセーブして働きたい、親の介護のため長時間労働が難しいなど、看護職の方が勤務時間を減らしたい場合、上でご紹介したような派遣・アルバイト（非常勤）といった雇用形態へシフトさせるのも一つの方法です。
また、やや狭き門ではありますが、国家資格を取って保健師などへとキャリアチェンジを行うことで、少ない勤務日数で働き続けることが可能に。例えば、都道府県の保健所（正職員の場合、公務員採用試験に合格する必要があり）や、企業の健康管理室、学校保健室などでは、週3日勤務や時短勤務の募集があることも。
予防医学や健康増進、メンタルヘルス等の重要性が認知されている今、保健師のニーズ はどんどん高まっています。勤務先となる企業や学校などは、主に日勤・土日祝休みであるため、家庭・プライベートとの両立がしやすく、個人のライフスタイルを重視しながらも、地域や企業の健康を守るといったやりがいのあるお仕事に就くことが可能です。ただし、募集人数が限られていたり、年齢制限があったりするため、計画性をもってキャリアパスを描くことが重要です。
夜勤を無くす、もしくは夜勤専従で集中して働くことも可能
もちろん、夜勤がない働き方も可能です。上でご紹介した派遣という働き方を選択したり、保健師へのキャリアチェンジを行ったりする他、日勤のみの診療所やクリニック、訪問看護ステーションなどへと転職する方もいらっしゃいます。
子育て中の方は、求人情報を検索する際に「育児支援あり」「キャリママ多数」などの条件を加えることで、日勤のみで育児しながら働きやすい職場を探すことができます。このような環境ではワーキングマザー率が高くなる傾向があるため、事情を把握しているスタッフ同士でシフトの譲り合いができることも。小規模の診療所やクリニックは働く看護師の人数も少なく、シフトの自由度が低くなる可能性があるため、面接時にしっかりと確認しておくことが重要です。
また、週1～2日から勤務可能、好待遇が期待できる夜勤専従看護師として、集中して働くのもひとつの方法。ただし、昼夜逆転の生活となり生活リズムを崩しやすくなるため、体調管理を普段以上に心掛けることが重要です。自分の体調としっかり向き合いながら働くことで、短時間で効率よく収入を得ることも可能でしょう。
参考：パソナメディカル「夜勤専従特集」
派遣という働き方なら、ライフステージに合わせた勤務形態も選べます！
看護師としてのスキルを活かしながら、ライフステージの変化に合わせた働き方を選ぶならば、派遣という働き方でお仕事を探してみてはいかがでしょうか。週2日勤務や短期派遣、夜勤専従など、希望の勤務日数・時間・仕事内容などを配慮した案内してもらえるほか、久々に復職したい方にピッタリなお仕事も相談可能。派遣会社に登録すると一人ひとりに担当がつき、最新の求人動向やアドバイスが受けられるのも魅力ですので、ぜひ一度、検討してみてくださいね。
