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看護師は副業可能?働き始める前に確認しておきたいこと

キャリアナース仕事看護師給料

一般的に給与水準が高いとされる看護師のお仕事ですが、中には副業でさらに収入を得ている「ダブルワーカー」もいます。体力仕事かつ長時間勤務で多忙なイメージの看護師が、なぜ副業を始めたのかの理由や、どのような副業をしているのか、そもそも副業をやっても問題がないのかなど、「看護師の副業」についてご紹介します。

そもそも、看護師は副業をしても大丈夫?

いざ副業をはじめようと思っても、正職員の副業を禁止している病院は少なくありません。例えば国公立病院の場合、看護師も公務員になりますので、法律で兼業が禁止(国家公務員法第103条、地方公務員法第38条 ※)されているので注意が必要です。
※執筆業や不動産投資、小規模農家や家業など、一部の副業は認められています。

ただし民間の病院であっても、就業規則で副業を禁止しているケースもあります。知らずにはじめてしまったものの、後で問題になって職を追われることになっては一大事。副業を思い立ったら、まずはいち早く就業規則を確認しましょう。派遣会社と雇用契約を結んでいる看護師は、派遣会社の就業規則に従ってください。

看護師が副業をはじめるきっかけとは?

看護師が副業を考えたり、実際にはじめたりするにはどのような 理由があるのか、一例をご紹介します。

・「今より収入をアップさせたい」

副収入を得ることで年収を上げたい、生活を安定させたい、欲しいものがある、旅行に行きたい、キャリアアップのための勉強にお金がかかる…など、最も多い理由のひとつ。

・「週5のフルタイムで看護師を続けるのが体力的に難しい」

夜勤もあるフルタイム勤務の看護師は、深夜の重症患者や救急患者の対応もあり、とにかく体力勝負。自分の健康状態や力量にあった働き方を見直すにあたって、収入を減らしたくない場合は副業を考える方も。

・「執筆やハンドメイドなど得意のスキルを活かし、在宅で収入を得たい」

現在は、PC一台あれば、どこにいても個人事業をはじめられる時代に。ネットショップを立ち上げて商品を売買したり、ブログのアフィリエイト収入を得たり、在宅で収入を得る方法は多岐にわたります。

・「別の仕事も経験してみたい」

これまで看護師ひとすじだった人が、気になっていた職業に触れてみたいと思ったとき、副業を考えることも。

スキルを活かせる!医療系の副業

では、看護師にはどのような副業をしている方が多いのでしょうか。先ほどご紹介したように、全く違った業種を選ぶ方もいますが、やはりスキルを活かせる医療系や、福祉施設などの短時間のお仕事が多いようです。医療の現場は人手不足ということもあり、常に多くの種類の求人があるため仕事探しは比較的スムーズ。おおよそのお給料の相場は、時給なら2,000円前後~、日給なら10,000円台~、夜勤になれば20,000円台から30,000円を超えるなどの好待遇も。スキルを活かせる副業の一例をご紹介します。

・1日だけの単発、短期

ライブ会場やスポーツ観戦の医務室等に待機する「イベントナース」や、各種ツアーや修学旅行などに同行する「ツアーナース」。現場にいる人の突然の体調不良やケガなど、緊急事態に備えて会場に待機し、一次対応する仕事です。業務が限定的な健康診断や検診といった単発のお仕事も人気です。

・夜勤

病院での夜勤業務は、病室を巡回して配薬や点滴の準備、患者の急変に対応などがメイン。有料老人ホームにおける夜間のサポートや、緊急時の対応などもあります。勤務時間が日勤に比べて長くなるという事情もあり、高収入が期待できます。
参考:パソナメディカル「夜勤専従特集

・福祉施設

デイケア・デイサービスの訪問介護や特別養護老人ホームの場合、医療処置の機会は少なめ。利用者の健康管理がメインですが、血圧や体温チェックから、配薬、口腔ケア、介護士のサポートまで多岐にわたります 。

・セミナー講師

人前で話すことが得意な方向けには、講師や先生になって、看護師の経験で培った知識やノウハウを教える副業もあります。セミナーやレッスンを無料で募集できるサイトや、個人レッスンをマッチングするサイトもありますので、探してみてください。

新しいキャリアにチャレンジ!医療系以外の副業

スキルを活かした副業に携わる看護師が多い一方で、中には医療とは違う業種を選ぶ方もいるようです。以前から憧れていた仕事で自分の可能性を試してみたい、体力的に厳しいのでもっと事務的な仕事をやってみたい、など理由は人それぞれ。仕事は探せばたくさんの種類がありますが、中でも在宅、単発・短時間もの、座って仕事ができる事務系などが人気のようです。

・PCを使った在宅ワークや事務職

各種ライター、株式投資、ブログでアフィリエイト(商品を広告として紹介し、商品が購入されると報酬が入るなど)の副業が増えています。また、「インタビューのテープ(データ)起こし」「経理補助」「住所・売り上げ入力」などのデータ入力作業も、都合のいい時間で作業できる副業として人気です。

・飲食店、ショップ店員などの接客業

ファストフードや衣料品店で働く販売員の仕事は、週1日から勤務可能な求人もあります。全く異なる職種に触れ刺激を受けつつ、看護師ならではのホスピタリティを活かすことも可能。

・単発でできる受付やベビーシッター

マンションギャラリーや車のショールームなど、イベント会場の受け付け業務や、登録型のベビーシッター、家事代行サービスとして勤務するケースも。ひと月単位でシフトを申告でき、本業に無理のない働き方ができて便利です。

副業をはじめるなら下調べを十分に、そして計画的に!

副業をはじめるにあたって、まず注意したいのは税金の手続き関連 。年間20万円以上(諸経費を除く)を稼ぐと自身で確定申告が必要なので、うっかり忘れることがないようご注意ください。

また、正社員の副業が禁止されている背景には、長時間勤務で疲労や睡眠不足となり「本業の業務に支障がでる」可能性があるというのも理由のひとつ。そうならないためにも、本業とのバランスや無理のない副業シフトを組むなど、自分にどれだけ時間や体力の余裕があるかを計算し、空いた範囲内でできる副業を検討してみてはいかがでしょうか。

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