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【インタビュー】社会人から看護師へ転職!その方法やおすすめサイト紹介

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一度社会人になってしまうと、今から違う仕事がしたいと思っていてもなかなか踏み出せない人も多いはず。資格が必要な仕事となると尚更です。しかし、今は当たり前のように多くの人が転職する時代です。もしも次に挑戦したい仕事に資格が必要なのであれば、早めに動き始めましょう。看護師も、働くためには資格が必要な仕事の1つです。今回は、社会人から看護師へ転職をした人のインタビューを中心とし、どのように転職をしたのか、道のりをご紹介します。

社会人でも、看護師への転職が出来る!

看護師になりたいけれど、もう社会人として働き始めているから手遅れ…なんてことは決してありません。社会人でも、看護師への転職をするチャンスはまだまだあります。

社会人から看護師になる方法

看護師になるためには、国家資格を受験し合格する必要があります。国家資格は看護大学や専門学校、短期大学で3年以上学んでいないと受験資格を得ることが出来ないようになっています。社会人でも、社会人入試制度を利用して学校に入学出来ます。社会人の受け入れに積極的な看護大学・専門学校を探してみましょう。

実際に30代後半から勉強を始め転職した人へインタビュー

実際に30代後半から学校へ通い資格を取得し、看護師として働いている方に、看護学校へ行くことを決めた経緯や、実際の学校の様子、国家試験から就職先のことまで様々なことをインタビューしました。これから資格取得を視野に入れている人には参考にしてみてください。

プロフィール

佳代子さん(現在48歳)
医療療養型の病院に勤務
38歳の時に転職を決め看護学校へ通い始める

質問1:30代後半になってから、看護師になろうと思った理由を教えてください

20代の頃は百貨店で契約社員として働いていました。主にレジなどの販売業務が中心。6年間働いていましたが、当時は契約社員から正社員になるすべがなかったので、このまま30代を迎える前に、何か資格を取って働こうと考えました。ちょうどその頃、「介護保険制度」ができ(平成12年(2000年)4月1日から施行)、介護の仕事の需要が増しているタイミングでもあったので、介護の道へ行くことを決意しました。夜間の介護専門学校へ3年間通い介護士の資格を取得。33歳の頃卒業し、アルバイトで通っていた特別養護老人施設に正社員として転職しました。その後学校時代から一緒に住んでいた人と結婚し、結婚後もその施設で働いていたが、37歳の時に離婚しました。

ひとりになってみて、「これからどうしよう」と不安になりました。不安を抱えていると、施設で一緒に働いていた看護師の仲間たちに、「看護学校に通って、看護の仕事をしたら?」と、アドバイスを受けました。仲間の後押しもあり、38歳の時にほとんど勢いで看護師の資格を取ることを決意し、学校を探し始めました。

質問2:決意してから、まずは何から始めましたか?

結婚後はアルバイトに切り替えていましたので、辞めることはそこまで難しくはありませんでした。入試前は予備校へ通いながら、自分の条件に合う学校探し。はじめは一般入試で受けようと思っていましたが、数学・理科がすごく苦手で、勉強はとても大変でした。そこで、国語と小論文と面接だけで受験が出来る「社会人入試」で受験することにしました。

質問3:学校選びはどのようにしましたか?

まずは「社会人入試」のタイミングが、仕事先の休みを調整できる日程であること、家から通える場所、他に候補に挙げている学校と被らずに受験ができる学校、といった感じで絞っていきました。

質問4:資金の調達などについて教えてください

学校によっても違いはありますが、選んだ学校は3年間で130~150万程度。それにプラスして、専門書の購入などの費用が別途かかります。介護の学校を卒業した翌年に父が他界していたので、父が残してくれた遺産を、生活費や学費にあてました。それまでは一人暮らしをしていましたが、学校を通うことを機に実家に戻り母と共に生活していました。

質問5:どのような学校へ入りましたか?

3年制の「看護専門学校」で正看護師を目指しました。私が受けた学校では定員の2割を社会人入試からとる所だったので、その倍率は8倍でした。いざ試験を受けると、予備校で勉強していたにも関わらず、全然内容がわからず、出来ませんでした・・・。2個目に受けたところでなんとか合格し、通うことになりました。大学病院付属の看護専門学校です。

質問6:学校へ入った時の周りの人たちはどのような人たちでしたか?

入学当初は70人くらい同級生がいました。そのうち社会人だった人が全体の1/3くらいです。大学卒業したばかりの現役の人から、30代・40代、そのうち半分以下ではありますが、男性もいました。入った時は、最年長の人から2番目に年上でした。年齢は本当に幅広いです。人間関係は、他の学校や会社と同じような感じです。仲の良い人もいればそうでない人も。現役で入ってきている若い人も、年長の私を慕ってくれている人もいましたよ。

質問7:勉強はどのくらい大変でしたか?どのよう勉強しましたか?

1年生の時は実習もあるが、ほとんどが解剖生理学などの座学です。実習は、学校内ではベッドのシーツ交換、おむつの交換など。学校内の実習では、元々介護職をやっていたこともあり、生かせる場面はたくさんありました。しかし座学に関しては・・・勉強をするのはほぼ高校生以来。勉強自体が20年ぶりだったので、最初は本当に大変でした。同じ社会人枠で入った保健医療学部出身の人や、現役で入学した人に解らないところを聞いたりして何とか勉強していました。

質問8:国家試験までの道のりを教えてください。

社会人から入学した人たちは、仕事を辞めてまで学校へ来ているので、「この3年間は絶対に無駄に出来ない」という強い気持ちがありました。そのためか、模擬テストをやると上位10人はほとんど社会人から入学してきた人たちだったほどです。時に学校外の実習先などで屈辱的なことを言われても「辞めるわけにはいかない」という気持ちでいました。国家試験に落ちると、次の年の試験の合格率がぐっと下がるので何としても1発合格しなくては、というのは入学当初から言われていたので、3年間はとにかくずっと国家試験に向けて必死で勉強していました。3年生の時には予備校に通いさらに勉強をしました。そのおかげで、最後の国家試験前は、これまでしっかりと勉強してきたという自負があったので、このままいけば余裕で合格できる、という自信すら持てるくらいまでに。試験自体は本当に難しかったです。今までの人生で受けてきたどのテストよりも難しかったと思います。

質問9:就職活動はどのように行いましたか?

私が通っていた学校は、病院の付属校でした。私の通っていた学校は社会人入試だと、卒業後はそこの付属の病院へ就職する決まりがあったので自然とそこの病院へ配属されました。

質問10:就職先でのエピソードなど教えてください

夜勤があまりなく、前から興味もあった「オペ室」への配属を希望し働くことになりました。実習で見たときのオペは楽しかったのですが、いざ働くと、見るのとやるのでは大違いだと気が付きました…。オペ室の職場の雰囲気も合わず、半年で断念してしまいました。その後、三次救急医療と言われる大きな病院で働くよりは、終末期の人が多い、「医療療養型」と言われる病院を希望しました。これまでやってきた介護の仕事も活かせると思って、転職し4年務めました。

質問11:これから資格を取り転職を考えている人たちへのアドバイスをお願いします。

資格を取ってしまえば、生涯仕事には困らない職種だと思います。資格を取った後は、すぐに仕事に直結します。学校へ入ったら、とにかく3年間落ちこぼれずにしっかり勉強し、なんでも8割以上の成績をキープしていれば、おのずと国家試験は合格圏内となります。実習はとにかく大変で睡眠時間も少ない。気力や体力が大切になりますが、学校のつらい時期を乗り越えたら一生の仕事にすることができるので、勇気をもって挑んでほしいと思います!

質問12:これから先どのように働いていきたいですか?

まだ働き始めて浅いので模索中です。でも老人医療にはずっと携わっていきたいと考えています。急性期医療というよりは、医療療養型の病院や施設で働くほうが自分の性格にはあっているのかな、と感じています。

看護師資格を持っていると様々な場所で働ける

看護師と聞くと、病院で勤務しているイメージがありますよね。確かに、病院で勤務している看護師は全体の7割ほどと、大半を占めています。しかし、看護師として働ける転職先はたくさんあります。

企業の医務室

会社員として、企業で働く看護師を「産業看護師」と呼んでいます。企業の医務室に常駐し、社員の健康管理を行います。社員が勤務中に体調不良を訴えた場合に対応したり、健康診断をする際のフォローをしたりと、仕事内容はさまざま。またメンタルヘルスケアなども行います。社員に対しての健康指導をする際に配布する資料を作成するなどデスクワークも多いため、基本的なPCスキルは必要です。

デイサービス

利用者が施設に来た際、バイタルチェックなどを行い利用者の健康が保たれているかどうかを確認するのが仕事です。医療行為はほとんど行わないため、医療ミスを起こしてしまうかもしれない、などといったプレッシャーを感じることなく仕事ができます。基本的に日勤のみなのでブランクがある看護師が復帰する場として人気があります。

看護師養成所の教員

自らが通ってきた道でもある、看護師養成所で看護師を育てるために働くこともできます。教員として働くとなると教員免許が必要なのでは…と思ってしまいますが、都道府県や厚労省が認める「専任教員養成講習会」を修了していれば教員免許は必要ありません。専任教員養成講習会を受講には、看護師・保健師・助産師として5年以上の臨床経験があることが前提となっているため、(※大卒であれば、経験3年以上+指定の科目を履修していると、受講したと同等の能力があると認められる)ある程度現場で仕事をしてきた人が、次に目指すステージとして人気です。

看護師におすすめ!医療分野専門の転職サイト紹介

看護師は資格がないと働くことができない専門職であるため、一般の求人サイトで職探しをするのは大変です。医療分野を専門としている転職サイトであれば、スムーズに職探しをすることができるでしょう。

医療分野に特化した転職サイト、パソナメディカル

パソナメディカルは医療分野や福祉分野の仕事を探すことができるサイトです。
パソナメディカル:https://nr.pasonamedical.com/

Benefit Stationで福利厚生サービスも充実

パソナメディカルの仕事に稼働中、そしてパソナメディカルで社会保険に加入している、この2つの条件を満たしていればBenefit Stationのサービスを利用することができます。様々な会員特典サービスがあり、レジャーやグルメ、スポーツなどうれしい特典が盛りだくさん。プライベートも充実してこそ仕事も頑張ることができますよね。
https://www.pasona.co.jp/life/benefit.html

まとめ

社会人から看護師に転職するとなると、一から学んで資格を取得できるまでに3年以上はかかってしまいます。それでも、看護師資格は一生もので手に職をつけられると人気がある職業です。働き方も様々、自分らしく働くことで無理なく看護師を続けることもできます。インタビューでご紹介したように、30代後半になってから勉強を始めたり、子育てがひと段落してから看護師になろうと学び始める人もいます。もう遅いかも…とあきらめず、看護師になりたいという思いを捨てずに頑張りましょう。

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