看護師として働いていると、誰しも病院で働くことが楽しい! 自分に合っていると思うわけではありません。なかには、病院などの臨床現場では身体的につらいので、企業などでデスクワークの仕事をしたいと考える人もいるのではないでしょうか。今回はデスクワークで働きたい看護師におすすめのお仕事を紹介します!
■看護師のデスクワーク6つ!
<看護師として働きたい人>
1,産業看護師
企業の医務室などで働く看護師。基本的にはデスクワークがメインで、社員の健康管理や労働安全衛生に関する分野で働きます。病院と比べると予防や早期発見、メンタルケアなどで対応することが多いため、看護師としてのスキルアップにはなりません。産業保健や看護に興味がある人向きです。給与は契約社員か正社員であることが多く、大手企業の正社員であれば、年収500万円を超えるような高給与のところもあります。
2,学校保健室
大学や私立学校などの保健室に常駐する看護師。常勤での案件よりも契約社員としての案件が多くみられます。学校保健の分野で学生との関わりや健康管理に興味がある人向きです。産業看護師と同じように予防や早期発見、メンタルケアなどで対応することが多く、看護師としてのスキルアップにはなりません。給与は契約社員の場合には時給で発生するため、時給1500~2000円ほどであれば、年収300~400万円程度 が相場 です。
3,保健センター、保健所
地域の窓口として働く看護師。所属する部署によって地域巡回や検診メインのところもありますが、デスクワークや健康相談、電話業務なども多いです。地域医療や予防医学などに興味がある人向きです。給与はそれぞれ管轄する市区町村や都道府県の職員、公務員扱いとなるため、病院と比べるとかなり下がる可能性があります。
4,健康相談窓口、コールセンター
電話やメールで健康相談を受ける看護師。母体は大手企業などが運営しているところが多く、基本的にデスクワークで利用者さんとのやりとりをすることがメインです。直接人と会うわけではありませんが、言葉遣いやメールでの文面などそれぞれのマニュアルに沿った接遇が必要であり、サービス業の要素が強くなります。、ある程度(3年以上など)の臨床経験が条件とされていたり、看護師としてサービス業で働きたい人向き。24時間対応のコールセンターには夜勤業務もあるため、夜勤業務を含めると病院で働くのと同等の給与をもらえるところもありますが、母体などによってかなり差があります。
<看護師の資格を活かして働きたい人>
5,医療機器、製薬会社等の社員
医療機器を扱う会社、製薬会社などで、製品の企画やPRをする仕事です。看護師の資格があると医学的な知識や経験を踏まえて話ができるため、説得力が出る場面もあります。企業のなかでも営業職 などになると外回りが多くなりますが、企画やPRの資料作成などであればデスクワークメインの仕事です。看護師の資格を活かした 場所として病院とは全く違うオフィスで働きたいと考える人向き。給与は企業によって差がありますが、大手企業の場合には病院よりも多くもらえることもあります。
6,ライター
医療・美容・看護師向けなどのライターの仕事があります。関連雑誌や新聞、WEBサイトなど活躍のフィールドはさまざまです。在宅でも可能な仕事ではありますが、体験談をまとめるような誰でもできるライター仕事から、出版社や関連企業に入職して専業ライター、記者としてプロの世界でやっていく方法もあります。看護師の資格を生かし、書くことが好きな人向きです。給与の差はかなり大きく、素人のような仕事の場合には、1記事数百円という単価から1記事数万円ということもあります。正社員であれば給与は安定しますが、フリーで契約社員として働く場合には、収入面は不安定になるかもしれません。
看護師として病院などで働くのが辛くなってしまっても、デスクワークで働ける仕事は多くあります。しかし、人によって向き不向きがあり、マニュアル通りの作業や同じ場所でずっと座って働くことが嫌な人、身体を動かす方が好きな人には向いていないかもしれません。自分の体調面や今後の看護師のキャリアを考える上で、デスクワークの働き方もあると選択肢の一つとして考えてみるのは、いかがでしょうか?