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【医師監修】 アレ?味がしない……?「亜鉛」不足が生み出す、味覚障害の脅威

コラム亜鉛医師監修味覚障害食事食生活

みなさんは、食事中に、「アレ? 味がしない……?」と感じることはありませんか? これは近年増加傾向にある、“味覚障害”という症状の兆候かもしれません。そこで今回は、味覚障害を引き起こす、食生活上の問題にフォーカスしてみました。

■味覚障害で悩む女性、続出

味覚は衰えるものなので、中高齢になってくると、味を感じにくくなることがあります。ところが最近では、味覚に異変を感じる若い人が増えているそう。そしてその原因として考えられているのが、人間関係や日頃のストレスです。

さらに、生活リズムや食生活が乱れがちな看護師のみなさんは、特に要注意。夜勤など、本来眠る時間帯の労働は、想像以上に心と体のストレスになり、同僚や先輩、患者さんとのコミュニケーションにも気を使うもの。加えて、夜食や急いで取る食事で、食生活も乱れがちです。こうした生活が続いて、知らず知らずのうちにストレスを溜めていると、もしかするとあなたも、味覚障害を引き起こしてしまうかもれません。

■【症状別】味覚障害の特徴

医療現場で働く女性の為の情報サイト

厚生労働省によると、味覚障害には次のような特徴があります。

・味が感じにくくなる「味覚減退」

食べたいものを食べているのに、思ったほどおいしくないと感じたり、いつも食べているものの味を、感じにくくなったりする。

・特定の味を感じてしまう「自然性異常味覚」

なにも食べていないのに、なんとなく口の中で苦いような味がする症状です。

・まったく味がしなくなる「無味症」

「味覚減退」のように、味が感じにくいのではなく、まったく味を感じない症状です。食べても味がしないため、異常にも気づきやすい症状です。

■その原因は、「亜鉛不足」にアリ?

このような味覚障害に、共有して考えられる原因が「亜鉛不足」です。

味を感じる味蕾(みらい)の細胞は、新陳代謝がとても活発。そして、この新陳代謝には亜鉛が欠かせないため、亜鉛が不足すると、味を感じる細胞に異常が起きてしまうのです。言葉にすると、簡単なことのように聞こえますが、味がしないなんて、とても怖いことですよね。

味覚障害予防のためにも、亜鉛が多く含まれる食材を意識して取り入れていきましょう。

【亜鉛が多く含まれる食材】

牡蠣・うなぎ・海藻類・かずのこ・牛肉・納豆・ごま・卵・チーズ・アーモンド など

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一度に大量に摂る必要はないので、ぜひ、日々の食事に少しずつプラスしてみてくださいね。

■味覚障害になる前に、生活の見直しを!

亜鉛不足は、食生活やストレスだけでなく、無理なダイエットや、過度な運動、貧血などによっても起こる場合があります。忙しい看護師のみなさんだからこそ要注意! 味の感じ方に異変を感じる前に、日々の生活を見直してみませんか?

この記事の監修者:山下 真理子

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