どんな職場にも、面倒な人っていますよね。
そこで今回は、「わかるわ~!」「いるいる~」と、病院に勤務する多くの方が面倒に感じている人物と、その人との付き合い方についてご紹介したいと思います。医療現場での人間関係を良くするために必要なこととはなにか、一緒に考えていきましょう。
■自己中心的な看護師長や先輩看護師の「あるある」は……!?
どんな業界にもいる、いや~な先輩、上司。あなたの周りにもこんな人、いませんか?
・自分が一番でないと気が済まず、常におだてて持ち上げておかないと機嫌が悪くなる
・横暴で自己中心的。他人に厳しく、自分に甘い
・そのときの気分で、言うことがコロコロ変わる
・上司の立場を利用して、大変な仕事や無理難題を部下に押しつける
面倒くさい上司のために、どうして自分がこんな苦労をしなければならないのか……と思うことも多いかもしれません。
しかし、人間として未熟な上司を改善させるためには、とてつもないパワーと忍耐力が必要です。どうして、あなたの貴重な時間と労力を、そんな無駄なことに費やさなければならないのでしょう?
それなら、うまく相手を転がして、適当にあしらっておくほうが、ずっと賢いやり方と言えそうです!
【賢い付き合い方のポイント】
・納得のいかないことで注意されたり、仕事以外のことで指摘を受けたりした場合には、うまく付き合うのも仕事の一部だと割り切ってかわす
・『タイミングを計る』忙しいとイライラしていることが多いため、機嫌のよいときを見計らって質問する
・『嘘も方便』急な勤務交代のお願いなど、理不尽な依頼はうまく嘘をついて断る。賢く断れば害もない
・反論や意見はせず「わからない」「困っている」というスタンスで、助けて欲しいと頼む
■プライベートにも介入してくる院長の奥様の「あるある」は……!?
院長より面倒くさいケースも多い院長の奥様。みなさんも、こんな院長の奥様の行動に、うんざりした経験はありませんか?
・職場の人間関係において「はだかの王様」的な存在
・一応上司ではあるが、医療現場の知識がなく、的外れなアドバイスを繰り返す。指摘すると逆切れするケースも……
・プライドが高く、自分より幸せそうな人間を敵視するため、取り扱いが面倒くさい。
・職員を常に監視しており、気が抜けない。
この人を怒らせることは、特にクリニックなどの小規模な職場においては致命的です「今日は無礼講だから」と言われた飲み会で、院長の奥様の着物姿を「チンドン屋みたい」だと口走ってしまったとある看護師……。次の日からイジメ抜かれ、一ヶ月後には、退職する羽目に陥ったなんてケースもあるようです。孤高のプライドをへし折ってしまわないよう、細心の注意を心がけましょう。
【賢い付き合い方のポイント】
・彼女にとって「使える人、役に立つ人」であるよう心がけるが、深く関わりすぎると面倒なことに巻き込まれるので注意しておく。会ったときに「その○○素敵ですね」「○○いいですね」などの一言を心がけるだけで、態度がよくなるという単純なケースも
・プライベートでは「奥様より下の位」であることを演出。奥様と同じブランドバッグで目をつけられたなんてケースもあるので、ブランド品かぶりには要注意
・どういったポイントが気に障るかわからないため、自分自身に関しての情報提供は、必要最小限にする
・どんなに友好的な対応をされても、けっして気を抜かないこと。特に飲み会では要注意
■表裏の激しい同僚ナースの「あるある」は……!?
人間性に、ため息しか出ない……あなたの周りにもこんな同僚いませんか?
・一見、とてもいい人に見える。新人看護師に、親しげに話しかけるという一面も見られるが、裏では……というケースも多い
・表裏が激しく、職場においては要注意人物としてマークされている。A子の前とB子の前では、言っていることが違うというケースも
・上司に媚びるのが上手。告げ口をすることもよくあり、それで自分のポイントを稼ごうとする
・満面の笑みのようにみえて、目が笑っていなかったりする。彼氏がいないケースも多く、プライベートが充実していなさそうな人には、さらに要注意
こういった人を信用したために、自分のまわりの人間関係を悪化させてしまい、うつ病に陥った看護師もいるようです。
もし、職場に存在するのであれば、不審な動きをしていないか目を光らせつつ、付け入る隙を与えないよう注意しましょう。
【賢い付き合い方のポイント】
・適度な距離を置き、プライベートのことや本音を話さない。いろいろ話してしまうと、その話に尾ひれ、背びれがついて、ほかの人に知れ渡るケースも
・「○○さんが話していたわよ」と他の人に話され、誤解を招いて大変なことになったという事例も。この人が出勤している日は、他の人との会話を聞かれていないか注意する。
・人間関係を混乱させるために嘘をつくことがよくあるので、言うことを鵜呑みにしない
・おとなしい人や立場の弱い人をターゲットにする傾向があるため、弱みを見せないようにする
■おわりに
人間関係がうまくいかないと、自分自身を責めてしまうケースも少なくないですよね。
どうしてもうまくいかない、仕事に行くのが辛くてたまらないという場合には、転職するのもひとつの方法です。看護師の業界はどこも同じように八方ふさがりだと思っていても、転職をきっかけに新しい未来が開けるかもしれません。
もし心当たりがあるのであれば、とりあえず、行動を起こしてみてはいかがでしょう?