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看護師の育児休暇取得率は5割!? 看護師ライターが教える勤務先の制度の確認ポイント

コラムナース中堅看護師看護師育児休暇

子どもが産まれたら、できるだけ、そばにいてあげたいもの。しかし、看護師の育児休暇取得率は、とても低い傾向にあるようです。みなさんも一度は、同僚や看護師の友人から、そのような話を聞いたことがあるのではないでしょうか? 入職時は、まだ子どもについて考える年齢ではない方が多く、育児休暇について、詳細に確認できていないことも……そのため「自分の働いている病院では、育児休暇を取ることができるのか?」と不安を持っている方も少なくないようです。そこで今回は、不安になったときにチェックしたい項目を、3つご紹介していきましょう。

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■看護師の育児休暇取得率について

育児休暇の取得率は、勤務先の病院の状況によって左右されがち。約5割の看護師さんは、取得することができていないのが現状で、育児休暇を取得した方の中でも、約3割の方は、育児休暇を早めに切り上げています。理由としては、「子どもの入園が早めに決まった」「育児休暇に対しての厳しい目がある」「ブランクができてしまう」「同時期に休職者が重なった」などがあげられていますが、一番の理由は、「人手不足」。看護師は常に人手不足であるため、周りの人の負担を考えた際に、育児休暇の短縮を選択する方が多いのです。法律的な権利として保証されているとはいえ、やはりみなさん、人間関係のことを気にされているのかもしれません。そのため、家庭を持つことを考えている看護師さんは、子育てを考えた、より慎重な職場選びが大切! では、どのような点を踏まえて、職場を選ぶとよいのでしょう?

 

■確認ポイント1:病院の福利厚生

生活するには、お金が欠かせませんよね。夫の給料だけで生活できれば問題ないですが、中には「看護師の給料がないと生活できない!」という方も、いらっしゃるのではないでしょうか? そこで気になるのが、産前・産後休暇や育児休暇中のお給料。一般的には、健康保険による「出産手当金」や「育児休業給付金」が支給されますが、中には、働いていない期間分のボーナスが支給されるなんて手厚い病院もあるようです。これから出産を考えているのであれば、事前に調べておきましょう。金銭的に困って、早めに復帰するというケースもあるようですので、就業規則等で、しっかり病院の福利厚生を確認しておいてくださいね!

 

■確認ポイント2:病院の人事制度

中には、育児休暇明けに、当時の役職に戻るのが難しいケースも少なくありません。役職によっては、ほかの方が代わりに入ることもあり、産休が終わったと同時に戻ることが難しいからです。また、休暇前と同じ部署への復帰が難しいケースも。時間短縮を希望しての部署異動であればよいのですが、育児休暇明けのブランクがある中、希望していない部署への異動まで重なっては身が持ちません。育児休暇明けの人事はどうなっているのか、中堅看護師の話を聞いたり、人事に確認したりしておきましょう。事前に確認しておけばきっと安心して妊活できるはずですよ。

■確認ポイント3:病院で働く先輩の待遇をしっかり見極める

働いている病院には、育児休暇取得後の看護師さんが、何人いますか? 年配のベテラン看護師や、若い看護師ばかりではありませんか? まずは、子どもがいる中堅看護師の数を確認してみましょう。子どもがいる中堅看護師が少なかったり、育休明けに退職した中堅看護師が多かったりする病院は、子育てに関してしっかり待遇がされていない、もしくは、産前・産後休暇や育児休暇が、取りづらい環境にあるのかもしれません。

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みなさんの職場はいかがでしたでしょうか? もし、不安が残るのであれば、転職するというのもひとつの方法です。とはいえ求人票だけでは、難しいケースも……。もし将来の育児休暇を考えているのであれば、人材会社を利用してみてはいかがでしょう? 多くの看護師を派遣している人材会社であれば、豊富に情報を持っていますし、病院の詳しい内部情報も聞くことができますよ。よい職場に出会いたいのであれば、一度相談に行ってみるといいかもしれません。

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