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患者さんのためにも知っておきたい! 看護師さんがなりやすい病気まとめ

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病気のケアをする看護師とはいえ、日々の激務が重なると、看護師であるみなさん自身に、病魔が忍び寄ることも少なくありません。ストレスが続くと、深刻な病気を患ってしまう場合もあり、ときには、病気が原因で退職してしまうケースもあるのです。そこで今回は、看護師がなりやすい病気をご紹介! みなさんも、あらかじめ対策して健康体を保ってくださいね。

■うつ・精神疾患

仕事や人間関係によるストレスを抱えがちな看護師がなりやすいのが、心の病気です。2012年に行われた日本看護協会の調査によると、長期休暇を取得した看護師のうち35.7%が、メンタルヘルスの不調で休暇を取得していたことがわかっています。患者さんへの接し方や、医療現場で神経を使うことが多いのも原因のひとつ。

精神的なダメージは、積み重なってしまうことも少なくないので、「なんだかやる気がおきない……」といった日が続いたら、自分自身を回復させることに専念してみましょう。おいしいものを食べたり、友だちと話したり。女性は、舌を動かすことでストレスが解消されると言われているので、疲れているなと感じたら、積極的に舌を動かしてみてくださいね。

■不眠症・睡眠障害

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夜勤や常勤が続いたり、勤務形態が不規則になりがちだったり。そんな背景から、睡眠障害も看護師がなりやすい病気のひとつです。また、勤務形態だけでなく、緊張感を伴う職業故に精神面にも負担をかけてしまい、不眠症などの睡眠障害を招いてしまうケースも……。

最近ぐっすり眠れていないという方は、まず、「寝ないといけない」と脅迫概念をなくすようにしてみましょう。寝なければという脅迫概念が強くなればなるほど、寝つきは悪くなってしまうもの。寝られないときは思い切って、起きておくといいかもしれません。ゆっくり読書してみたり、ハーブティーを飲んでリラックスしたり。リラックスすることができれば、よりよい睡眠に近づけるはずですよ。

■胃潰瘍・十二指腸潰瘍

ストレスや不規則な生活によって自律神経の乱れると、胃潰瘍や、十二指腸になってしまうこともあります。症状が悪化すると、手術が必要となるケースもあるので、「少し胃が痛いかも……?」と思ったらそのままにせず、薬を飲んだり、診察を受けたり、事前に対策するようにしてくださいね。

■乳がん

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デンマーク看護協会の看護師会員(女性)を対象とした研究結果によると、日勤だけの看護師に比べて、夜勤と日勤を繰り返す看護師や、夜勤専従の看護師は乳がんになりやすいことがわかっています。夜勤が多くなると、ストレスホルモン(コレチゾール)が増加しやすく、免疫力が低下しやすくなってしまうそうなのです。

対策としては、陽を浴びたり、睡眠の質を上げたりしてメラトニン分泌量を増やすこと。そして、日ごろから乳房を触り、異変がないかチェックするようにしておきましょう。

・セルフチェック法

指を揃えて、乳腺を押しつぶしながら脇から肋骨に沿ってしこりがないかチェックします。脇から真ん中、真ん中から脇とまんべんなく両方の乳房を確認してください。このとき、反対側になかったものがあったり、石のように硬いしこりを見つけたりしたら早めに受診してくださいね。

どんなに仕事が忙しくても、職場を離れたら、自分の健康にも目を向けてみてください。体だけでなく、心の元気もしっかり計ってあげましょう。患者さんに接するのと同様に、自分自身も大切にしてあげてくださいね。

この記事の監修者:山下真理子
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