最近多く見られるようになった、立ち食いの飲食店。実はこの「立ち食い」という行為が、私たちの健康によいことがわかってきています。さらに立ち食いは、ダイエット効果も期待できるそう! そこで今回は、忙しい看護師のみなさんにもおすすめの、「立ち食い」健康法について解説していきましょう。
■胃に食べ物がスムーズに降りる
立ち食いすると、胃や腸を圧迫しない姿勢でものを食べることができます。そのため、胃で消化されたものを、スムーズに腸に送ることができるのです。また、脂肪分を乳化させ、脂質を分解しやすくするのに必要な「胆汁」の流れを活発にしてくれると言われており、コレステロール値を下げる効果もあるそう。コレステロール値が高い状態が続くと、動脈硬化を招きやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞の原因にもなると言われているのでこれらも防止できるというわけなのです。立ち食いをするだけで、消化がスムーズにでき、コレステロール値の改善や重篤な病気の予防にもなるなんて驚きですよね。この他、背中に集中して存在する、脂肪を燃焼してくれる細胞「褐色脂肪細胞」を活性化させる働きもあるそうですので、一石何鳥もの効果が期待できます。
■食後に立っても効果がある
「立ち食いはちょっと……」「行儀が悪い」なんて思う方もいらっしゃると思います。そんな方は、食後に立つだけでも消化の助けになるそうです。食後はまだ胃の中で消化中ですので、このときに立つことで通り道がスムーズになり、内臓に負担をかけることなく消化できるのです。食後にスッと立つだけでもいいですし、時間があるときには、ゆっくりと歩くお散歩などもおすすめです。
■立ち飲みは悪酔いをしない
お酒を飲むときも、立って飲むのがおすすめ! 立って飲んでいたほうが、酔って足がふらついたときや身体が揺れたときに「私、酔っているかも」と、わかりやすく、酔いを自覚しやすいのです。調子よく飲み続けていて、いつのまにか酔いつぶれて、寝てしまったなんて経験はありませんか? そんな心配も軽減されるので、ちょっと飲みたいというときには、立ち飲みを利用してみてはいかがでしょう?
■ダイエットに効果的!
立ち食いダイエットはとっても簡単! 特別なやり方というものはまったくなく、ただ立って食べるだけ! ぜひみなさんも、実践しみてはいかがでしょう? 立っているだけでもエネルギーを使いますので、食べながら「脂肪を分解+燃焼」できるはずですよ。さらに立ち食いは、座って食べるよりも満腹を感じやすいので、食べすぎを抑える効果もあるそう! これはうれしいですよね。
立ち飲み屋や、立ち飲みカフェ、イタリアンやフレンチまで、最近では、オシャレなイメージで女性も入りやすい立食スタイルのお店が増えてきています。仕事終わりの夕食や、夜勤明けの食事などに利用して、立ち食い健康法を実践してみてはいかがでしょう?