転職を決意したときに「ブラック病院に転職してしまったらどうしよう……」と悩んだ経験のある方多いのではないでしょうか? なかには、いま、まさに悩んでいる方もいるかもしれませんね。そんなブラック病院を見わけるのに有効なのが、直接現地に行くこと! そこで今回は、現地でどのようなところをチェックすべきか、ブラック病院を見極めるチェックポイントをご紹介していきたいと思います。
■看護師の身なりをチェック
まずは、現場で働く看護師の身なりを見てみましょう。清潔感を大切にする看護師ですが、髪が乱れていたり、化粧直しができていなかったり、白衣も汚れたりしている場合には要注意。身なりに気を遣える余裕がないくらいに多忙という可能性があります。夜勤上がりの看護師は、個人的な理由で手抜きということも多いので、日勤帯の看護師を見て、その多忙度をチェックしてみましょう。また、看護師の外見の自由度を見ると、どんな病院かわかることも多いもの。髪の色や化粧の濃さなどもチェックしてみましょう。髪の色が明るすぎたり、まつ毛のエクステがバサバサだったりするようであれば、教育や指導がしっかり行き届いておらず、人手不足ということが懸念されそうです。
■看護師の年齢層をチェック
働いている看護師の年齢層も大切です。看護師の年齢を見たときに、若い看護師からママさん世代、ベテラン看護師など、均等にさまざまな年齢の方がいれば、将来も安心して働ける職場といえます。若い看護師ばかりならば、歳を重ねると体力的についていけないほど厳しい勤務が組まれているか、業務内容がとてもハード、もしくは、子育てなどに理解がないなどの理由があるのかもしれません。逆に、ベテラン看護師ばかりの病院では、教育体制が整っていないために人がすぐに辞めたり、若手看護師へのいじめや、ベテラン看護師のなかでの、暗黙のルールなどがあったりすることがあります。年齢層が偏っている病院はブラックであることが多いので、ここもチェックしておきましょう。
■掃除の行き届き具合をチェック
忙しい病院の場合、掃除が行き届いていないことが多いもの。「院内の整理整頓」ができているかチェックしてみましょう。一般的には、業者さんに掃除や整理整頓を頼みますので、基本的に、廊下などやナースステーションはきれいで当然。そのため、チェックするのは、汚物室のにおいや使用後の物品など、業者さんが携わることがない細かい部分を、見られる範囲でチェックしてみるのがおすすめです。ナースステーションの中が見える病院も多いので、机の上の整頓度合いなども見るといいかもしれません。
給与面や手当など、目の前の条件に惹かれて人手不足の病院に入ってしまうと、後々大変なことになりかねません。求人の情報だけで決めずに、実際に現地へ行って、現場で働く看護師さんの様子や雰囲気、病院の清潔感などを自分自身の目で事前にチェックしてみましょう。しっかりとチェックして転職すれば、定年まで安心して働くことができるはずですよ。