休憩時間は、ホッと一息つける大切な時間ですよね。みなさんは、毎日どんな休憩時間を過ごされていますか?「ぼーっとスマホをいじっていて休憩時間が終わってしまう」「休憩時間中も先輩、後輩とのコミュニケーションで終わってしまう」という人も少なくないのではないでしょうか? そこで今回は、貴重な休憩時間を有効的に使って、仕事の効率をアップさせる過ごし方についてご紹介していきましょう。
■チョコレートを食べて糖分補給
チョコレートの原材料であるカカオには、ポリフェノールをはじめ、良質な脂肪分、食物繊維などが豊富に含まれています。また、ブラックチョコレートには、脳を活性化させる成分が豊富に含まれているのをご存知でしょうか? その量はミルクチョコレートの約4倍と言われています。チョコレートを食べると幸せな気持ちになる方も多いと思いますが、これはカカオを摂取することで幸せホルモンと呼ばれる“セロトニン”が分泌されるため。脳が「幸せ」と感じることで、精神的疲労感を回復させてくれるのです。ストレスやプレッシャーを抱えていると仕事の効率が悪くなりますよね。心を軽くして、前向きに業務に取り組みましょう。
■紅茶に含まれるカフェインで脳を覚醒&リラックス
コーヒーや紅茶を飲むと頭がスッキリ感じますが、これはカフェインによる覚醒効果によるもの。こう聞くと、「カフェインはたくさん摂取したほうがいい」と考えてしまいがちですが、それは大きな間違い。脳の覚醒=興奮です。カフェインは程よく摂取すれば気分がスッキリし、集中力が高まりますが、たくさん摂取し興奮状態になると、落ち着きや集中力を失ってしまうこともあるのです。
ちなみに、コーヒーは1杯に100㎎、紅茶は1杯に30㎎のカフェインが含まれています。紅茶の方がカフェインの量が少なく、香りでリラックスしながら脳を覚醒させてくれるため、集中力を高める1杯に適しているのです。
■26分の昼寝で集中力54%アップ!
昼夜を問わずの勤務で、休憩時間も毎日同じ時間にとれるわけではない看護師のみなさんには、お昼寝もおすすめ。最近、「10分~30分ほどの短い昼寝」が体に良いと、さまざまな研究によって明らかになってきているのです。NASAのパイロットを対象にした研究によると、勤務中(フライト中に、操縦を交代して)に26分間の昼寝を実施すると、パイロットの注意力が54%もアップするという研究結果が出ています。さらに、精神を安定させ、心臓病のリスクも減らせる、ということもわかってきたというのですから、これは驚きですよね! 数十分の昼寝には、疲労を回復させる効果があり、昼寝をすることで集中力が高まり、本来の自身の持っている力を引き出しやすくしてくれる効果があるそうです。さらに、夜(夜勤の方は朝)の寝つきや、睡眠の質を良くしてくれる効果もあるので、休憩時間の短い昼寝により、睡眠不足の解消も期待できるかもしれません。
いかがでしたか? どれも今日からはじめられるものばかりですので、ぜひ取り入れてみてくださいね。有意義な休憩時間を過ごして、仕事の効率をアップさせていきましょう!