夜勤のある看護師は、太りやすい……そんなふうに感じたことはありませんか？ その不安は、夜勤前や夜勤明けのご飯の内容を見直すことで、解消できるかもしれません。そもそも夜勤をして太るのは、体内のリズムが狂って、消化されにくい深夜の食事が増えるから！ また、睡眠不足になると食欲増進ホルモンが増え、過食しがちになってしまう……なんてことも!? そこで今回は、夜勤前・夜勤中・夜勤明けと、シチュエーション別に太らないための食事法をまとめました。看護師のみなさん、ご飯を食べるときはココに注目してみて!!
■「夜勤前の食事」夜勤前の看護師ご飯はバランスよくよく噛んで！
22時から夜中の2時は、脂肪が蓄えられやすい時間ですので、この時間の食事には、注意が必要です。逆に15時から18時は脂肪が蓄えられにくい時間ですので、夕方から翌朝までの夜勤の場合、夜勤前の食事はこの時間に摂るのが◎。適当に済まさず、炭水化物やタンパク質、野菜をバランスよくいただくようにしましょう。そうはいっても、食べすぎは禁物。ごはんをたくさん食べてしまう方は、ごはんをお粥にしてみてください。お粥にすることで、水分量が増え、満腹感を感じやすくなります。また、テレビなどを見ながら食べずに、よく噛んで食べるようにするのもポイント。こうすることで、体が食事をしたことをしっかりと記憶してくれます。
■「夜勤中の食事」夜勤中の看護師ご飯は野菜スープが◎
夜勤の間に感じがちな空腹感。疲れや、睡眠不足を感じると、炭水化物や甘いものが食べたくなってしまうのです。しかし、炭水化物や糖質は血糖値を急激に上げるため、太りやすく、眠気の原因にもなるので避けるのが無難です。また、基礎代謝が落ちている時間ですので、冷たい食べ物も控えたいところ……。そんな夜勤中におすすめなのが、内臓にも負担をかけにくい野菜スープ。トマトベースのスープにすれば、トマトに含まれるリコピンが代謝を促進してくれます。スープの味付けはコンソメを入れる程度にし、塩分は控えるようにしましょう。お腹いっぱい食べてもカロリーが低く、血糖値があがる心配もありません。夜勤中の野菜スープは、ダイエットにも体質改善にも繋がり一石二鳥。冷え性の方は、生姜をプラスしてみてくださいね。
■「夜勤明けの食事」夜勤明けの看護師ご飯は食べすぎ注意！
夜勤明けには、その解放感から「好きなものを食べたい～！」という気持ちになりがちです。しかし、夜勤明けの食事のとり方はとても重要。睡眠不足によって、満腹感を感じにくくなっていますので、とにかく食べ過ぎに注意が必要です。また、満腹状態のまま眠ると、睡眠が浅くなり、ホルモンバランスが崩れてしまうことも……。食事量に気を使うとともに、満腹のまま眠らないように気をつけましょう。また、睡眠の質を高めてくれる、トリプトファンを含む食品を軽食として摂るのがおすすめ。トリプトファンはたんぱく質に含まれるアミノ酸で、アーモンドやヨーグルト、お蕎麦などに豊富に含まれています。寒い時期には夜勤明けに温かいお蕎麦を食べるのも良さそうです。夜勤明けの食事で眠りの質を上げれば、太りにくい体質も作れるはずです。
夜勤のある看護師が太りやすい環境にあることは事実ですが、ご飯の食べ方に気をつければ、さほど心配する必要ありません。また、夜勤中や夜勤明けの食事に気をつければ、ホルモンバランスも整って、健康にも一役買ってくれること間違いなし。太らないよう気をつけるためにも、健康のためにもご飯の内容を見直してみてはいかがでしょう？
