「フラワーエッセンス」は植物の持つエネルギーを利用して、人間の心を癒す自然療法です。お疲れ看護師のみなさんも、花の持つ不思議な力に癒されてみませんか?
■フラワーエッセンスって?
植物を使った自然療法というと、まずアロマテラピーを思い浮かべる方が多いと思いますが、フラワーエッセンスと、アロマオイルは少し異なります。アロマオイルは植物の成分を蒸留や圧搾などで取り出し、その香り成分を使ったオイルですが、フラワーエッセンスは、野生の花や、環境汚染のない状態で育てられた花を水につけることで、花のもつ成分を抽出したもの。
その作り方は大きく分けて2種類あります。ガラスのボウルにわき水を汲み、花びらをいっぱいに浮かべて、早朝の太陽を当てることで波動を転写する太陽法と、鍋に花を枝ごと折って入れて煮沸させる煮沸法です。
1930年代、イギリスのエドワード・バッチ博士が提唱してからというもの、ヨーロッパでは民間療法としても用いられており、現在は各国で広まりを見せています。
■マイナス感情を癒してくれる
近年、日本のクリニックや治療院でも取り入れられている“波動療法”。治療の現場を目にしたことのある看護師さんもいるのではないでしょうか。“波動療法”の世界では、「世の中の生物は、それぞれ異なったエネルギーの周波数(波動)を持っている」とされています。花の波動はとても安定していて、乱れた人間の気を調えてくれる効果を持っています。イライラした人のそばにいるよりも、穏やかな人と一緒にいたほうが、心が落ち着きますよね。それは、穏やかな人の波動が伝染して、自分の心も落ち着かせてくれるから。フラワーエッセンスは、こういった波動の原理を使って、いつも安定した波動を持つ花のパワーで、人の心を癒す療法です。ショックを受けるような出来事に遭遇したとき、仕事などでストレスを抱えて煮詰まってしまったときなど、マイナスな感情を消し去るのに役立ってくれます。そのため、フラワーエッセンスは身体の症状ではなく、今の感情によって選びます。たとえば、不安感に悩まされるときは、「安らぎ」がテーマのものを選びます。効果は毎日少しずつなので自覚はないかもしれませんが、気づいたときには不安感が取り除かれているはずですよ。
■取り入れ方
フラワーエッセンスの取り入れ方は主にふたつ。ひとつ目は舌の上に直接垂らす方法です。
フラワーエッセンスはスポイト式の容器に入っていますので、一回4滴を舌の上に垂らして服用しましょう。これを1日4回行います。
ふたつ目は舌の上に垂らす代わりに、水に溶かす方法。ハーブティーに入れて飲むのもおススメです。また、お風呂に入れても気持ちよく過ごすことができます。フラワーエッセンスのエネルギーに包まれて、心地よい入浴タイムを過ごしましょう。
ポジティブな感情へと導いてくれるフラワーエッセンス。心が疲れているとき、イライラを感じるとき、心の不調を感じたらぜひ試してみてくださいね!