電車での移動中や昼休みなど、時間が空くと、ついついスマホをいじるのがクセになっている方は多いのではないでしょうか? 通勤電車などで観察してみてください。無心にスマホをのぞき込む姿はまるで般若のようで、美しさとは程遠いですよね。それに、長時間のスマホ操作は、健康と美容にも悪影響を及ぼします。まずはスマホブスになっていないか、セルフチェックしてみましょう。
~スマホをいじっているときのあなたは大丈夫?チェックリスト~
□猫背になる → 対策その1へ
□二重あごになる → 対策その2へ
□眉間のしわが寄る → 対策その3へ
□への字口になる → 対策その4へ
■対策その1:~猫背になる~
スマホを見ている人に共通するのが前傾姿勢、つまり猫背。これがスマホブスの一番の原因です。スマホブスを続けると、肩こりや腰痛の原因となりますので、スマホを使うときは、背筋をスッと立てることを意識しましょう。そして、首を傾けなくてもスマホを見られる位置で使うことを心がけてください。
スマホを見た後は腕を上に伸ばしながら背中を反らしたり、肩を起点に腕をぐるぐる回したりするストレッチを取り入れて、スマホ生活でガチガチになった身体を労ってあげましょう。
■対策その2~二重あごになる~
うつむく姿勢を長時間続けることは、二重あごや首のしわなど、たるみの原因にもなります。試しに、スマホのカメラであごの下から顔写真を撮ってみてください。そこには目を覆うような真実が写っているかも……! 二重あごは表情筋の衰えが原因ですので、固い物を食べることを意識してあごの筋肉を鍛えましょう! おやつにナッツ類やおせんべいなどを食べるのもおすすめですよ。
おしゃべりしたり笑ったりすることでも表情筋は発達していきます! スマホ画面ばかりを見ず、目の前にいる友人や恋人、そして患者さんとのコミュニケーションも大切にしてくださいね。
■対策その3~眉間のしわが寄る~
スマホの小さい文字を見続けることは、眼精疲労の原因にもなります。ブルーライトの害も心配ですね。夕方になってさらに目が疲れてくると、見づらくなった文字を見ようとして眉間にシワが寄ってしまいます。見た目にも怖いだけではなく、そのシワが定着してしまったら……恐ろしいですね! すぐにできる対策としては、眼鏡やコンタクトの調整、スマホの液晶画面にブルーライトカットのシートを貼ることなどがあります。
眉間の皮膚は後頭部とつながっていますので、指先を使って後頭部を優しくもみほぐしてあげるのもおすすめ。頭のコリも取れて一石二鳥です!
■対策その4~への字口になる~
スマホを見ているときになりがちな「への字口」。老け顔に見られ、ほうれい線ができる原因にもなってしまいます。無意識に口をぽかんと開けるクセのある人も要注意! 常に唇をキュッと締め、口角を上げることを意識しましょう。への字口は、口の周りの筋肉である「口輪筋」の衰えですので、これを鍛えてあげることが大切です。両手の人差し指をほうれい線に沿って上に向かって押しましょう。これを気づいたときに行えば、口角がキュッと上がり、ほうれい線の予防にもなりますので試してみてくださいね。
スマホを使っているときは、姿勢が崩れ無表情になりがち。こんな姿、大切な人には見られなくないですよね。スマホを見つめている姿ですら美しく見える……そんな女性をめざしましょう!