■いつだって食べたくなるのはおふくろの味!?
日頃の不規則な生活に加えて一日中動き回る看護師さんの立ち仕事。本来睡眠をとっているはずの時間に働かなくてはいけない夜勤では、体の疲れをどっと感じやすくなります。また精神面でもホッとしたい、癒されたいと思うことも多いのではないでしょうか。そんな時にふと食べたくなる「おふくろの味」。みんなが思う「おふくろの味」TOP10では、肉じゃが、カレーについで、味噌汁、おにぎりがランクインするというデータがあります。特に味噌汁は、地域やそれぞれの家庭によって使う出汁や味噌の種類が違うので、自分の母親が作るものにより特別感を感じるのです。今回はそんな「おふくろの味」の定番でもある味噌汁とおにぎりに、今改めて注目されている発酵食品を併せたレシピをご紹介します。
■今、改めて注目したい日本の発酵食品
近年、世界中から大人気の和食。それは繊細な味付けや盛り付けはもちろん、栄養面をとっても世界的に優れた料理といえます。その中でも注目したいのが発酵食品。ヨーロッパではチーズやヨーグルト、パン、ワインなどが発酵食品として定着していますが、日本では納豆や漬け物、味噌、みりん、醤油、酢、塩麹などがあげられます。こうして見てみるとわかるのが、日本の発酵食品には調味料が多いこと。つまりこうした調味料を上手く使いこなせば、毎食のように発酵食品を取り入れることができるのです。
■覚えておきたい発酵食品たっぷりの簡単健康定食
今回は味噌汁に酒粕を加えて粕汁に。おにぎりには味噌、醤油、みりんを加えて焼きおにぎりにしていきます。このようにいつものごはんにちょっと発酵調味料を加えることを意識すると、味付けも変わるので料理のバリエーションも増えて楽しくなりますよ。
【根菜たっぷりの粕汁】 2人分
《材料》
☆大根 1/8本 (くし切りにしておく)
☆人参 1/2本 (短冊切りにしておく)
☆ごぼう 1本 (ささがきにして水にさらしておく)
・だし汁 600cc
・酒粕 70g
・味噌 大さじ1〜1.5
《作り方》
- だし汁を温め、☆の野菜を入れ中火にかける。
(この時、アクが出たら取り除く。)
- 1の野菜に火が通ったら酒粕、味噌を加えよく溶かす。
- 酒粕と味噌が溶けたら弱火にし、5分ほど煮立たせたら完成!
【味噌焼きおにぎり】 2個分
《材料》
・ごはん 200g
(1個あたり100gを目安におにぎり型にしておく)
・ゴマ油 適量
★味噌 大さじ2
★砂糖 小さじ1
★みりん 小さじ1
★醤油 小さじ1
《作り方》
- ★の調味料を全て混ぜ、おにぎりの全面に塗る。
- アルミホイルの上に1のおにぎりを並べ、トースターで片面ずつ5〜7分程焼く。
- 焼き上がった表面にゴマ油をかけたら完成!