スマホにタブレット、パソコン…これら電子機器がない生活なんて考えられませんよね。でも、ちょっと待って。もしかして、依存気味になっていませんか? そんなあなたは、「デジタル・デトックス」してみるといいかもしれません。
■「デジタル・デトックス」って?
「ネット依存? 私はそんなことないけど」なんて思っているあなた! 一日の行動を振り返ってみてください。時間が空けば、まずスマホ。Facebookに「いいね!」して、Twitterで「これから出勤なう」と書き込み。LINEは既読にしたら即返信が基本で、自宅ではブログチェックにお買い物……こんなデジタル生活、身に覚えはありませんか? 短時間のつもりでも、積み重なればけっこうな時間になっているものです。最近の日本人は、一日平均7時間もパソコンやスマホを閲覧しているのだとか! そんなデジタル漬けの生活を、いったんお休みしようというのが「デジタル・デトックス」なのです。
■情報を遮断して脳を休めよう!
現代のデジタル環境の中にいると、次々とニュースが入ってきて、SNSもどんどん更新されていきます。それを日々追いかけていたら、脳も情報を処理するために疲労困憊です。情報交換ツールとして便利なSNSやLINEですが、「なんで”いいね”がつかないの…」「既読になったのに返事がこない…」とデジタル環境に振り回されて、ストレスに感じることも。 また、スマートフォンやパソコンから出る青い光「ブルーライト」も目を疲れさせて、ストレスをためてしまう要因のひとつ。せめて寝る前だけは避けるようにしましょう。長時間寝たのに翌朝ダルく感じるのは、デジタル機器によって交感神経が活発になり、深い睡眠がとれなくなっているからかもしれませんよ!
■「デジタル・デトックス」のやり方
まずは、数時間でもよいので、意識的にネット環境から離れる時間帯を作りましょう。例えば、寝る前の2時間はスマホやパソコンをいじらないと決めます。また、スマホを使うのは朝昼晩の食事後10分だけと、時間を決めて使うのもよいでしょう。そんな環境に慣れたら、丸一日デジタル断ちする日を設けてみてください。スマホの電源を切り、パソコンも開かないで一日を過ごしてみましょう。最初はそわそわし、手持ちぶさたを感じるかもしれません。しかし、いざやってみると、SNS依存やブルーライトから解放されることで、情報に対してのストレスが減り、気持ちよく過ごせるようになるはずですよ。
■圏外のところに行こう!
デジタル・デトックスにおいて理想的なのが、携帯が圏外になるような場所にでかけることです。アメリカでは、3〜4日デジタルから離れる合宿スタイルの「デジタル・デトックス・キャンプ」が話題となっており、この取り組みは日本でも広がりを見せています。とはいえ、電波が届かない場所に行くのはなかなか難しいですよね。そんな場合は、旅行中にスマホの電源を切ってみるだけでも効果を実感できます。旅先で見ている風景、そのとき感じているもの、食べているものなどに意識を集中してみてください。SNSに「○○に来ています!」などと書きこむ旅は、楽しい反面、煩わしさもあったと感じるかもしれません。旅そのものを純粋に五感で楽しんでみましょう!
少し距離を置いてみると、いかにデジタルに依存し、時間を浪費していたかに気付かされます。重荷に感じていたSNSは、この機会に 思い切って断捨離してみてもいいですね。ときには、デジタル・デトックスで頭と心を休めてみてはいかがですか?