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働く看護師にインタビュー!学校の保健室スタッフとして人気の看護師A・Hさん

インタビューキャリアナース保健室取材学校保健看護師
 

A・Hさん

群馬大学医学部付属医療短期大学を卒業後、群馬県立循環器病センターに入職。現在は高校と大学が併学になっている高校の保健室に勤務中。


就業開始後 4ヶ月と短期間にもかかわらず、学校側からの評価が非常に高いA・Hさん。そんな彼女に、学校の保健室スタッフの働き方やお仕事の内容から、プライベートのことまで幅広くインタビューさせいただきました。

■仕事について

【質問】この仕事で良かったと思える瞬間はいつですか?

A・Hさん:自分の子供と近い年代の学生たちとコミュニケーションをとるので、彼らの成長過程の悩みを聞くこともしばしば。そういった寄り添えることができる瞬間に「この仕事で良かった」と感じます。また、父が教育関連の仕事をしている影響もあり、自分も学校に関わる仕事に就きたいと思っていたので、念願が叶い、仕事がより楽しく感じる毎日です。

【質問】勤務時間は何時から何時ですか?

A・Hさん:午前8時30分から午後16時40分が基本勤務時間です。ただし、学生が体調不良により病院に行く時などは、時間外でも付き添いで一緒に行くこともあります。

【質問】どんな職場ですか?

A・Hさん:保健部の先生が1日1回は保健室に来室し、保健室の様子を見に来てくれます。何か問題があれば、すぐに相談できる環境なので、安心して働くことができます。また、保健室は2名体制なのですが、もう1名の職員が看護師の資格を保有しているので、看護師として培ってきたお互いの経験談などで盛り上がることもあります。今の学校が元々は男子校だったこともあり、女性職員が少ない本校。そんな数少ない女性職員の方がランチタイムに保健室を訪れて一緒に昼食をとったり、コーヒーを飲みながら生徒について相談を受けることもあります。

【質問】今の職場で働き出してから、どれくらい経ちましたか?

A・Hさん:約4ヶ月程経ちました。当初は期間限定の3ヶ月間の契約でしたが、更新のお話をいただき、引き続き勤務しています。

【質問】今の仕事のメリットとデメリットは何ですか?

A・Hさん:メリットは3つ。1つ目は、子供たちと接しながら、仕事ができることです。2つ目は、自分の子育てを振り返る機会になっていること。そして3つ目は、メンタル面で悩む学生が多く、高校生がどのような事で悩んでいるのかを知ることができる点です。彼らの悩みに寄り添いながら、どんなことで悩むのか、日々勉強になっています。反対にデメリットは……うーん、思いつかないです。強いて挙げるならば、自宅から職場までドアツードアで約1時間40分ほどかかる通勤時間でしょうか。その他に思い浮かぶデメリットはありません。

【質問】仕事をする上で、一番大切にしていることは何ですか?

A・Hさん:学生たちに、しっかりと耳を傾けることを意識しています。悩み多い年頃ですから。以前、大学でお仕事をさせていただいた時、保健室に臨床心理士さんが在籍されていて、心理相談における「ノウハウ」を学ばせていただいたのです。そのことが、今とても役に立っています。保健室に来る学生は「しんどい」と言って、入ってくるケースが多いのです。はじめは「しんどい」という言葉の意味がすぐには分からず……。しかし、今では「しんどい」と言われたら、「どこがしんどいの?」と聞けるようになりました。身体的な「しんどい」なのか、心理的な「しんどい」なのかで必要な対応が変わるので、一人一人の「しんどい」の意味をしっかり聞いてあげて、キャッチする意識を持つように心がけています。心の悩みの場合は、無理矢理こじ開けたり、深く聞いてのめり込まないように、間接的に距離を置いたヒアリングも場合によっては必要となります。学生との距離感を意識することも大切にしていますね。

【質問】一日に何人くらいの学生が保健室に来ますか?

A・Hさん:学生の来室数は1日25人から30人くらいです。月曜日や火曜日の週明けが一番多く、日が経つごとに少なくなり、金曜日が一番少なくなる傾向ですね。

【質問】出勤時の昼食はどうしていますか?

A・Hさん:食堂があるので、利用させてもらっています。元々男子校だったので現在も女性の数が少なく、食堂のメニューもボリューミーなものが多いです。中には一食で1000カロリーあるメニューも! 私は量を減らしてもらっていて、それを保健室で食べています。今まで、企業や保育園、大学など、色々な場所で食堂のメニューを見てきましたが、今までで一番美味しいです! 和食、中華、洋食、軽食とメニューもとにかく豊富。デザートメニューも充実しているので、甘いモノが好きな人にとっては天国かもしれませんね。

【質問】今の仕事に至るまでの職業経験を教えてください。

A・Hさん:まず、群馬県立循環器病センターの整形外科に勤務しました。そこでは、骨折やヘルニア、その他の外傷の患者を受け持つ病棟勤務で、当時は夜勤と準夜勤を含めて、月8回の夜の勤務があったと記憶しています。その後は、一般企業に勤め、日本から来る留学生のコーディネーターや日本観光客通訳の仕事をしていました。 6年間勤めた後、結婚を期に退職しました。子供も育ち、次第に手が離れてきた頃、パートタイムで整形眼科小児科外来に勤め、その後は企業の健康管理室で社員の健康管理に携わりました。そして、大学の健康管理室で経験を積み、現在に至ります。

【質問】学校の保健室の仕事をするために、必要な経験や資格はありますか?

A・Hさん:資格としては、看護師資格が必須です。また、救急の経験があれば、突発的な事故や発作などにも対応できると思います。

【質問】この仕事には、どんな人が合うと思いますか?

A・Hさん:子育てを終えた経験は役に立つと思います。

■プライベートについて

【質問】通勤バックの中身は何が入っていますか?

A・Hさん:お財布、携帯、携帯のバッテリー、化粧ポーチです。ヨガの日は荷物が多くなるので、学校の最寄駅のコインロッカーに預けてから、出勤しています。

【質問】休みの日は何をしていますか?

A・Hさん:ヨガ教室に長年通っています。最近やっと自分に合うヨガ教室を見つけることができ、継続して通っています。また、最近始めたのがティーチトレーニング。教えることの難しさを実感しています。その他、週1回のクラシックバレエも楽しみの一つ。元々体が硬かったので、子供が始めるタイミングで私も一緒に始めて、それからずっと継続しています。今では随分体の硬さも和らぎました。バレエだけではなく、毎日の30分間ストレッチも欠かさずに続けてます。休みの日はそうった自分の時間に加え、子供の勉強のチェックやクラシックバレエのコンクールの準備だったり、受験勉強のサポートも行っていますよ。

【質問】休みの日は頻繁に外出しますか?

A・Hさん:子供が3人おり、受験勉強だったり、コンクールだったりと大忙し。もう長年、ゆっくりとお出掛けできていません。

【質問】これから挑戦してみたいことは何ですか?

A・Hさん:ヨガのインストラクターに挑戦してみたいですね。子供向けのヨガに興味があります。また、ヨガはインド発祥なので、実際にインドに行ってみたいです! まだタイミングが合わず行けてませんが、いつかは行きたいです。

【質問】今、ハマっている美容法はありますか?

A・Hさん:朝晩化粧水を使うときに顔をマッサージしています。血流が良くなり、リンパの流れも良くなるので気持ちが良いです! リンパマッサージのビデオを購入して勉強したのですが、疲れた際は一時間くらいかけてリンパマッサージをすると、疲れがすっきりして、顔のむくみも取れるのです。

【質問】食事で気をつけていることはありますか?

A・Hさん:実は、私、お酒を飲むのが好きなのです。食生活のバランスをとるために、夜は炭水化物を食べないようにしていたり、野菜を積極的に食べたりしています。納豆や豆腐などで済ませることもあります。

【質問】お酒は何が好きですか?

A・Hさん:ビールとワインが好きです。焼酎や日本酒を美味しく飲む姿に憧れるのですが、残念ながら私には合わないみたいです。ワインは、どこの国のワインも好きですが、ライトボディタイプを好んで飲んでいます。

【質問】夕飯を作るタイミングはいつですか?

A・Hさん:夕飯は朝に作ってしまうので、夜は温めるだけです。

【質問】朝は何時に起きていますか?

A・Hさん:毎朝4時30分くらいには起きています。

【質問】夜は何時に寝ていますか?

A・Hさん:子供が塾の迎えに行くのが大体24時なので、深夜1時くらいに就寝することが多いですね。ただ、毎日3時間半睡眠なのではなく、「塾終わったよ」という子供からの連絡を受けるまで、仮眠しています。1日6時間睡眠にしたいですね……。

【質問】パソナメディカルに登録しようと思った理由は何ですか?

A・Hさん:学校の健康管理室の仕事に就きたいと思っていたので、いくつかの派遣会社にそのような案件があるかどうか問合せをしていました。どこもそういった仕事はなく、中には「今は案件がないので、希望に沿う案件が出てきたらご連絡しますね」と言われて、それっきり音沙汰なしという会社もありました。パソナメディカルは希望条件を伝えておいたら、マッチする案件が挙がってきた際、すぐに連絡をいただけたのがきっかけです。

【質問】家庭と仕事と趣味をバランスよく両立させている秘訣は何ですか?

A・Hさん:秘訣は何よりも主人の協力です!趣味のヨガやクラシックバレエに行きたいとき、ある程度の家事は準備をしていきますが「これとこれはお願い」と、主人にも協力してもらっています。「今日は留守にするから、家のことをお願いね」と任せっきりにしてしまうと、私としても後ろめたい気持ちになりますし、主人も協力してくれないと思います。私がやりたいことをやるためなので、どうしても出来ないことだけを主人にお願いするスタンスにして、自分で出来る範囲のことは最大限にやってから家を出るように心がけています。分担率で言えば、私と主人で7:3とか6:4ほど。「夕飯は冷蔵庫に準備しておいたので、味噌汁を作って、子供たちに食べさせてください」とかですね。

【質問】健康面で気をつけていること、続けていきたいことはありますか?

A・Hさん:健康のためにも、ずっとスポーツを続けていきたいです。体を動かすことで、体の健康だけではなく、心の健康も保てますし! 90歳のアスリートもいる時代ですからできるだけ長く継続していきたいと思っています。また、健康面で気をつけていることは、喉に痛みを感じたり、咳や熱が出たりしたら、早めの受診を心掛けています。子供たちにも、同じように注意していますね。すぐに対応できるよう、自分の中で「この体調ならば、病院に行かなきゃ」と、受診するタイミングの基準を設けています。


仕事にもプライベートにも全力投球のA・Hさん、ありがとうございました!

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