「ストレスが溜まると、ついスナック菓子やチョコレートをドカ食いしてしまう」あなたもそんな経験はありませんか? 特に女性は嫌な気分を食べて紛らわそうとする人が多いようです。では何故ストレスが溜まると「食」に走ってしまうのでしょうか?
その理由は噛むことにありました。食べることは「物を噛むこと」ですよね。お腹に入れるというよりも、咀嚼することでストレスを発散させていたのです。しかし、甘いものや塩気のあるものなどを闇雲に食べていては太る原因に。医療関係で忙しく働く看護師さん、保健師さん、治験コーディネーターさんのあなたにおすすめな、噛んで上手にストレスを解消する方法をご紹介します。
■ナッツを噛んでストレス解消
モデルが雑誌のインタビューで答えるおやつといえば、アーモンドやくるみなどのナッツですよね。ビタミン、ミネラルが豊富で糖質が少ないナッツは、太りにくいおやつの一つ。噛みごたえもあるので、ポリポリと噛んで食べることでストレス解消の効果があります。数種類のナッツを密閉容器に入れて持ち歩けば、仕事の休憩時間にも手軽に食べられますよ。特におすすめはビタミンEが豊富なアーモンド。若返りビタミンと呼ばれるビタミンEには抗酸化作用があり、ストレスによって蓄積される活性酸素を除去してくれます。ただ、ナッツは脂肪が多いので食べ過ぎにはご注意を。
■ドライフルーツを噛んでストレス解消
ナッツと同様に、太りにくいおやつがドライフルーツ。スーパーやコンビニで必ず売っているバナナチップスや、りんご、イチヂク、プルーン、レーズン、干し柿もドライフルーツの一つです。噛んでストレスを解消するには、プルーンなど柔らかいものより、噛みごたえのあるものがおすすめ。バナナチップス、りんごチップス、キウイチップスなどポリポリ噛めるものを選びましょう。市販のドライフルーツもいいですが、最近は自宅で作れるドライフルーツメーカー(食品乾燥機)が人気です。市販のものだと砂糖が加えられていてカロリーが高くなりがち。自宅で好みの果物を乾燥させてオリジナルのドライフルーツを作ればヘルシーですよ。
■おせんべいを噛んでストレス解消
スナック菓子を食べるなら、油で揚げていないおせんべいの方がまだ体に良いですよね。原料は米なのでそれなりにカロリーは高くなりますが、硬いおせんべいを思いっきり噛むのは爽快感があります。大きめのおせんべいを、大きな口を開けて頬張りながら食べる。子供に戻ったようにポリポリ、ムシャムシャ。食べ終わる頃には何かを成し遂げたような清々しい気持ちが沸いてくるはず。おせんべい専門店で売っている、顔くらいの大きなおせんべいにチャレンジしてみるのも楽しいですね。
■アロマガムを噛んでストレス解消
食後や運転中の眠け覚ましにガムを噛むことがあると思います。虫歯を防ぐキシリトール成分入りや、眠け覚ましにカフェインが入った辛いガムなど、様々な種類がありますよね。ガムを噛むこと自体がストレス解消になりますが、アロマガムをチョイスすればさらに効果がアップ。自分が心地いいと感じるアロマのガムを噛んでみて下さい。噛むごとにふわりと香るアロマに心が癒され、ホッと一息つけるでしょう。
普段何気なくしている『噛む』という行為。実はそのストレス解消効果は大きいのです。ドカ食い、ヤケ食いではなく、噛むものを選んで効果的にストレスを解消してみてはいかがでしょうか。