看護師にインタビュー！ブランクを乗り越えての復帰ストーリー

インタビューキャリアナース復帰現役看護師

U・Tさん

看護学校を卒業後、臨床での勤務を5年9ヶ月経験。途中に育児期間を経て、ケアマネージャー業務を1年経験後、保育園に11年5ヶ月勤務。臨床を離れて約15年のブランクがある中、2015年4月に派遣社員として病院外来に職務復帰。受け入れ先の病院の全面的サポートにより現在も活躍中。

約15年のブランクを乗り越え、看護師に復帰されたU・Tさんに、現在のお仕事への思いをインタビューさせていただきました。

【質問】パソナメディカルに登録された理由は何ですか？

U・Tさん：それまで登録していた会社では、なかなか自分の希望に合ったところがなかったので、インターネットだけではなく自分の足でも探すようになり、今の病院に辿り着きました。長年のブランクがあったことを考慮していただき、いきなり正規雇用で働くよりも派遣社員として働き始めることを勧められ、パソナメディカルを紹介していただきました。ですので、皆さんとは少し違うパターンかもしれませんが、パソナメディカルの方はすごく親身になってくださいました。

【質問】医療現場に復帰しようと思った理由は何ですか？

U・Tさん：出産後、病院での夜勤は厳しいと感じ、ケアマネージャーとして働いたこともありましたが、保育園で看護師の資格を使って働けると知り、子どもが小さいうちは保育園で働こうと思いました。そのうち、子どもも大きくなり手がかからなくなったときに、残りのキャリアをどう過ごそうかと考え、やはりもう一度病院で働きたいという気持ちが芽生えました。

【質問】看護師という職業に進んだ理由は何ですか？

U・Tさん：母親が小学校の保健室で養護教諭として働いていたので、それを見て学校の保健室の先生に憧れていました。その後、看護学校に入学して本格的に学んだのをきっかけに、病院で働こうと決めました。

【質問】ブランクを乗り越えて働くにあたり大変だったことは何ですか？

U・Tさん：さすがに15年も経っているので、世の中も変わっていて、始めは浦島太郎状態でした。薬の名前も抗生剤の形も変わっていたり、点滴の針の形も変わっていたりなど。当時、看護師は点滴をすることがなかったのですが、今は看護師も点滴をするので、そこが今の自分の壁です。ですが、新しく出来ることも増えているので、それは嬉しいことでもあります！

【質問】どんな職場ですか？

U・Tさん：現在は派遣社員の方が自分も含めて３名働いています。病棟は若い人が多いのですが、外来は平均年齢も自分に近く、同じ派遣の方とも休憩時間に話をしたり、お酒を飲みに行ったりもします。とてもいい雰囲気ですよ。

【質問】仕事で落ち込んだ時など、どのように乗り越えていますか？

U・Tさん：転職したての時に、インシデントを続けて起こし、すごく落ち込みました。「この世界に戻ってきたのは失敗だったのかな」と悩みましたが、正直に受け止めて「同じ失敗をしないようにするにはどうしたらいいのか」という考えに切り替えました。その日、パソナメディカルのコーディーネーターさんに電話をしたら、ずっと話を聞いてくださったので、その方にもすごく救われました。

登録時から顔が見える関係が出来ているので、話しやすく、何かある度に病院にも覗きに来てくださったり、すぐに対応してくださるので、働きだしてからも「自分一人でこの病院に来ているんじゃない」と思えるのでとても心強いです。

【質問】今の仕事をして、よかったなと思うことは何ですか？

U・Tさん：患者さんに「あなたが来てくれるといつも嬉しいのよ」と、言ってもらえたことがあり、とても嬉しかったのを覚えています。患者さんが私を覚えてくださることや、良いコミュニケーションが出来ることに、とても大きなやりがいを感じながら毎日を過ごせています。

【質問】どのように家庭と仕事を両立していますか？

U・Tさん：覚えることもたくさんあるので、家に帰ってから勉強する時間を作っていますが「最低限のことはやって、抜く所は抜く」というバランスを大事にしています。家事など、声をかければ家族が手伝ってくれるのもありがたいです。また、子どもが小さい頃に、働きづめで寂しい思いをさせた分、今はなるべく一緒に出かけたりしています。

【質問】同じように復帰を考えている方にメッセージをお願い致します。

U・Tさん：「たとえブランクがあったとしても、サポートしてくれる人がいれば働くことが出来る！」と今回の復帰を通じて感じました。特に女性は、結婚や子育てなど「その時の自分のライフスタイルに合った働き方で看護師を続けることが出来たらいいな」と感じていると思いますので、パソナメディカルを通して、いろんな働き方や勤務地の中から自分に合ったものを見つけて、もう一度看護師として輝く仲間がもっともっと増えていくことを願っています。