目の下にできるクマ……。夜勤など不規則な生活が続く看護師のみなさんの場合、クマで悩んでいる方も多いはず。不規則な生活でなかなか寝付けないなど、クマの原因は主に睡眠不足と思われがちですが、実は、クマには種類があり、その原因もさまざま! そのため、クマ隠すためには、種類別に原因を押さえて対策することが大切です。自身のクマタイプを見極めて、クマを上手に消す・隠していきましょう。
■まず、自分のクマの種類を見極めた上で対策を!
クマは大きく分けて、3つの種類に分けられます。睡眠不足が原因と思い込んだり、マッサージしてもなかなか改善できなかったりするのは、自分のクマと、対策方法に合っていないからかもしれません。
・青クマ…寝不足や不規則な生活などの血行不良が原因でできるタイプ
・茶クマ…シミやくすみが原因で沈着してできるタイプ。
・黒クマ…皮膚のたるみが原因で、目の下に影ができるタイプ。
■即効でクマを消す! 青クマや黒クマは血行促進で対策!
こちらの主な原因は「血行不良」。血行を促進することで対策できます。おすすめなのは、目元のマッサージ。マッサージは強くやりすぎたり、こすったりすると色素沈着の元となりますので、アイクリームなどを使い、優しく対策していきましょう。
【目元のマッサージ】
1.電子レンジなどで温めたタオルで目を温め、次に冷水などで冷やしたタオルを目にあて、これを交互に繰り返します。
2.アイクリームを塗り、目の下に指をあて、目の外側、こめかみにかけて円を描くようにぐるりとやさしくマッサージ。今度は、まぶたに指をあて、こめかみにかけて円を描くように行います。これを交互に3回程度行いましょう。
このほか、血行を悪くさせないために、なるべく冷たい飲み物や食べ物を避け、血液をさらさらにする葉酸や鉄分が多く含まれる、キャベツ・枝豆・モロヘイヤ・レバー・ほうれんそうなどを摂るようにしてみてください。
さらに、黒クマの場合は皮膚のたるみが原因になっていることもあるので、表情筋を鍛える体操もおすすめです。よく笑ったり、しゃべったりして顔を動かせば、普段から表情筋を鍛えることができ、顔の血行を良くすることができます。
■茶クマは、美白化粧品+UV対策でしっかり継続ケアが◎。
茶クマは、目の摩擦や紫外線などでできてしまう「色素沈着」が原因です。そのため、日頃からきちんと紫外線対策をして、美白効果のある化粧品でケアすること。また、メイク落としのさいにも擦り過ぎている場合や、ちゃんと落とせていないメイクが、色素沈着となっている場合もあるので注意しておきましょう。
メイクは、クレンジング+ぬるめのお湯でしっかり落とすようにしてください。ただし、一度沈着してしまったクマはなかなかとれないため、ひどい場合は一度、皮膚科を受診してみることも対策のひとつ。自身のクマの具合を見て検討していきましょう。
■クマを即効で隠したいなら、コンシーラーで対策するのが◎
普段からマッサージやケア、睡眠をしっかりとる、栄養を十分に摂るなど気をつけていても、なかなかそれだけでは難しいですよね。そんなクマ対策に欠かせないのが「コンシーラー」。でも、コンシーラーって目の下だけ浮いて余計にクマが目立つ……なんてお悩みの方も。ここでは、即効でクマを隠す賢いコンシーラーの使い方を見ていきましょう。
1.まず、血行不良やたるみが原因の青クマや黒クマはオレンジ系を、色素沈着やくすみが原因の茶クマはイエロー系を選びます。肌トーンより少し暗めで馴染みやすいものがおすすめです。また、細かいパールが入ったものもクマを目立たなくしてくれます。
2. コンシーラーを少量、目の下のクマ部分に塗り、指でトントンと軽く叩くように塗っていきます。商品によって、ファンデーションとコンシーラーを使う順序が違うので、お手持ちのコンシーラーに合わせて使っていきましょう。それぞれの工程の間で少し時間を置くと、落ちにくく、自然に仕上げることができます。
3. 最後に、長時間きれいな状態をキープできるよう、フェイスパウダーで仕上げましょう。たくさんパウダーをつけると逆によれる原因になってしまうので、筆などでさっとつける方法がおすすめです。
「コンシーラーを使ってもまだ上手く隠れない……」そんなときは、パールの入ったパウダーを使うのも◎。光反射でクマが目立ちにくくなります。ちなみに、コンシーラーの二度塗りや厚塗りは絶対にNG。余計にクマを目立たせてしまいます。
普段の目元のケア・マッサージ・上手なメイク方法でクマを消す・隠すことができれば、明るい顔色と笑顔で、毎日の仕事を乗り越えられるはず。まずは自身のクマタイプを見極め、自身に合ったコンシーラーを探してみてはいかがでしょう?